月の最初の手記にこれを書いていいものかどうか、悩みました。
イライラは6秒で忘れると言いますし(私はそんなこと全くありませんが)、まあいいかと思うようになっていました。
しかし、ある先輩に「君はもっと怒っていい」と言われ怒りが再燃したのと、自分の備忘のために書くことにします。
私の勤める駅では、毎週火曜日と金曜日に、駅で保管している忘れ物・落とし物(遺失物)を所轄警察署に提出する「警回」と呼ばれる作業があります。
警回では、今日提出する遺失物のリストを出力し、1件1件実物と対照して物が存在していることと、正しく登録されていることを照合します。
遺失物の情報を入力し管理する担当(遺失物専属ではなく、遺失物業務は数ある担当業務の一つにすぎない)は23時過ぎから仮眠休憩に入りますが、列車は24時を過ぎても到着します。
23時過ぎ以降から終列車到着までに拾得された遺失物は改札担当がまとめて仮保管場所に収納して鍵をかけ、翌6時過ぎに遺失物担当が入力します。
ここで24時までの分と0時以降の分を正しく分別して火曜日警回棚と金曜日警回棚に収納しないと、警回担当者が「データ計上されている遺失物が存在しない」と騒ぐことになります。
また、当社の遺失物システムは現状すべて手入力のため、正しくない登録をされていることもあります。
例えば診察券は、大分類「健康保険証類」を選択すると記事1に「病院名」が表示されるのでそこに○○医院と入力するのですが、それを知らない担当者だと大分類「メンバーズカード類」補足事項「保険証」で登録していることがあります。
リストに載っている遺失物がすべて存在していること、正しく登録されていることを確認し、見つからない場合は探し、正しくなかったり不足している情報は修正し、警察提出書類を印刷して専用USBメモリにその情報を納め、警察署へ行きます。
提出件数は少なければ100件程度、多いと200件を越えます。
また、警察署は警察署で当社から受け取った遺失物について色々な処理があるため、件数の多寡に関わらず15時には到着するように強い要請を受けています。
これは2年ほど前に私が警回担当者の筆頭であるということで、警察署会計課長から直々に要請を受けました。
火曜日提出分は日曜日に、金曜日提出分は水曜日に件数が確定するので、私はあらかじめ前日に件数を調べておき、必要ならば朝早く起きて9時以前から作業を始めます。
それでも15時に間に合わなくなりそうになると、昼休憩を返上したり、データ修正を行う閾値を上げて修正を減らしたりして、15時に警察署に到着できるように採れる手段は何でも使います。
私が警回業務に従事するようになって数年経っていますが、時の流れと共に警回担当者も入れ替わりがあり、現在のメンバーが全員、15時ルールのために自己犠牲を払えるわけではありません。
そもそも「仕事のために犠牲を強いられる」という状況自体が労務管理上アウトだろという話ですが。
そのため、警回は「かさ類・現金・現金入り物件」を担当し、運転時に同乗してコメンタリー運転を行う補助者をつけることになりました。
これにより、200件に迫る件数であっても、早出勤したりメシ時間を削ったりすることは無くなりました。
ところが、です。
要員不足により、7月は警回に補助者をつけることができない日が発生することになったのです。
私のところには、あらかじめ勤務作成担当助役から「警回に補助をつけられない日がある」と耳打ちを受けていました。
私以外の担当者が警回を補助者なしで15時協定を守ることは遺失物の件数によっては難しく、人手不足なので15時協定を守れませんというのは警察からすれば「それはそちら内部の問題だろう」となるため、「それならば補助者が付かない日は私を警回担当とすること。」と言いました。
そして、補助者無し警回1回目の7月1日。
前日に件数を出したら、200件を越えました。
当社の定期異動は、株主総会終了後の7月1日。
「点呼免除にしてくれ」と言いたかったのですが、新体制1日目なのだから点呼には出ろと言われる公算が大で、前倒し8時から警回を始め、点呼は出て、点呼後に警回を再開。
昼は当然、定められた60分を取っていたら15時ルールを守れないため、売店でinゼリー2個(エネルギーとアミノ酸)と菓子パンを買い、休憩時間12分で作業を再開。
データ修正は致命的なものに絞り、削れるだけの時間は削りました。
そして警察提出書類を印刷してデータを専用USBメモリに落とし、さあ行くぞというところで不備を発見。
これを修正していたら15時ルールは守れない。この程度の不備であれば、こちらから「申し訳ありません」と申告すれば「まあ今回は」とお目こぼしされる目論見がある。
提出書類には「この書類に記載された事項は事実と相違ありません。」という一文があるのですが、事実と相違がある状態で提出することを決意。
15時ぎりぎりで警察署に滑り込み、警察官との対照作業を開始。
「今日は一人なんですか?」といつもの担当者に訊かれたので「遺失物ごときに人を割けないって言われましたよ。アハハ...」と返したら、「それ、怒っていいですよ。この仕事を軽く見られてますよ。誰でもできる仕事じゃないのに。」と言われました。
内部の人間よりも、関係する外部の人間の方が私の置かれた状況を正確に把握しているという。
そして、15時ルールを守るために事実と相違している情報を提出した件についても、それは仕方ないと同情されました。
警察署到着が15時ぎりぎりだったので、駅に戻る時間も遅くなります。
警察という外部組織に迷惑をかける恐れはもうなく、昼休憩は仕事を中断して仕事を再開するまで12分で、inゼリーアミノ酸を飲んだとはいえ思考能力は低下している。
後処理をしゃかりきに片付ける必要はないと、疲労状況に見合うように脳の処理能力を落として片付け。
そしてすべての作業を終えて時計を見ると、17時28分。
それを見た瞬間、私の頭には「やるなら今、この時しかない。」と浮かび、やったるでと気合いを込め、事務室へ。
その日の当直は、なんとまあ都合よく勤務作成担当助役。
相談があるんですが、と声をかけ、駅長室に届く声で「今日の昼、12分しか休憩してません。いま後処理が終わりましたが、定時になっちゃいました。これ、どうすればいいですか?6時間以上働いているので45分は休憩しないと労働基準法違反ですよね?」と話しました。
駅長より先に、組織図で駅長の直下に位置する首席助役がやってきました。
あなたも長く働いているのだから、その辺りは自己管理してほしいと言われましたが、首席は15時ルールをご存じでない。
事務の後輩からは「朝8時から前倒しで仕事してるので総労働時間8時間超となり、60分の休憩が必要です。」と援護射撃。
勤務作成担当助役は「困ったな。困ったな。」と言うだけで対処法を見いだせない。
首席助役と事務の話し合いで、法的に必要な休憩時間60分から昼に休憩できた12分を差し引いた48分の休憩を現時刻から取り、その後1分の残業をすることになりました。
労基法では「休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。」とされており、勤務終了の直前に休憩を与えることは許されないのです。
助役には「それでいい?」と聞かれたので「疲れたんですが。すぐ帰りたいんですが。」と返しました。
首席には「労基法を満足するにはこうする他ない」と言われ、首席とバチバチするのは得策ではないと考え、出された案を飲むことに。
休憩室へ向かうため踵を返し、助役とすれ違うときに「一人で警回をするということは、こういうことですよ。」と耳打ちしました。
「私は一人で『やる』とは言ったが、一人で『できる』とは言っていない。」と付け加えようと思いましたが、それは飲み込んでおきました。
休憩室では腐っていました。
たまたまそこにいた後輩に、愚痴りました。
勤務終わってるはずなのになぜか休憩室にいて労基法がなんたらと難しい話を振ってきて何なんこの人?と思われたことでしょう。
そして7月4日、補助者無し警回2回目。
件数は140件だったので、いつもの時間に家を出て8時20分から作業を始め、点呼免除を獲得しました。
警察署では「今日もですか!?」と驚かれました。
何かあったら私、証人になりますからね。と言われました。
今回は件数はそれほどでもなかったもののデータ修正が多く、行方不明になった遺失物があり捜索に時間がかかったため、昼は15分しか休めませんでした。
前回のことがあるので警察署から戻ってから45分の休憩を取り、休憩を取ったために定時までに処理しきれなかった仕事は残業して片付け、残業時間を後出しで申請しました。
普段私は「依頼すれば受諾する」(管理側にとって)使いやすい労働者として振る舞っていますが、理不尽だと感じれば上司相手にだってキレます。
分かりやすく怒鳴り散らすこともあるかもしれませんが、仕事に関して言えば溜めて、不満を募らせ、考え、声を荒らげずにブスリと刺すパターンが多い気がします。
社用車で給油をするときは、タイヤ空気圧の調整を依頼するようにしています。
よく使うガソリンスタンドはセルフ式ですが、空気圧調整は店員が行います。
高速道路を走行するなどタイヤに負担がかかる走り方はほとんどしませんが、だからといって空気が抜けている状態を放置しても構わない ということにはなりません。
圧力の国際的な単位は、Pa(パスカル)です。
ただしPaは小さな単位なので、大抵h(ヘクト)やk(キロ)という補助単位を付けてhPa(ヘクトパスカル)やkPa(キロパスカル)として用います。
運転士研修ではブレーキの講義でkPaを使いましたが、唯一列車の減速度を計算するときのみkg/cm²(キログラム毎平方センチメートル)を使いました。
自動空気ブレーキの補助空気溜めに490kPaの圧縮空気を込めるとブレーキが緩みますが、490kPaという中途半端な数字なのは、元は5kg/cm²だったためです。
自動車のカタログでも、エンジン最大出力はkW(キロワット)で書かれており、カッコ書きで馬力が表記されています。
同様に最大トルクもN·m(ニュートンメートル)で書かれており、カッコ書きでkgf·m(キログラム重メートル)が表記されています。
自動車タイヤの空気圧は、大抵運転席ドアを開けたところにシールで貼ってあります。
私も自分のクルマを確認しましたが、260kPa(2.6kg/cm²)と記載されていました。
現代において、「私の身長は5尺5寸です。」と尺貫法で言う人はいませんよね。
日本では計量法で取引や証明で用いる単位が規定されており、多くは国際単位系(SI)に規定されている単位です。
よってコメを「合」で計り売りしたり、切り売りロープを「尺」で販売することは違法です。
それなのに、未だに多くのガソリンスタンドではタイヤ空気圧の単位に「kg/cm²」を使っている。
かつてフルサービスのガソリンスタンドで「空気圧調整お願いします」と依頼したとき「空気圧いくつにしますか?」と聞かれたので「前後とも230kPaでお願いします。」と言ったら「えっ?230キロ?」と通じなかったことがあります。
ドアを開けて指定空気圧のシールを見せたら、「ああ2.3キロ(グラム毎平方センチメートル)ですね。」と納得していました。
それも20年近く前の話です。
20年経過した現在でもなお、「規定の250キロパスカルで」と言うと、大抵、はあっ?という顔をされます。
もういいかげん、国際単位系に移行しようよ。
このウェブサイトの掲示板は、投稿があるとYahoo!メールに投稿内容が飛ぶようになっています。
この機能のおかげで、投稿の見逃しをせずに済んでいました。
Yahoo!メールは迷惑メールの判定が秀悦で、かつmacOSのMailからPOPで受信していた(Yahoo!メールアプリ不使用)のため、Yahoo!メールで迷惑と判定されたメールはそもそもPOP対象外になっていました。
これが仇となり、今月上旬からロボットで投稿されたと思われる大量の投稿お知らせメールが迷惑判定されてしまい、macOSのMailでは掲示板に迷惑投稿がされたことを検知できませんでした。
何気なく自分のウェブサイトの掲示板を見て荒らされていることを知り、まずは迷惑投稿の削除を試みました。
しかし、あまりに迷惑投稿が多く、管理画面から消去するのは骨が折れる。
そうだ、ローカル(パソコン)に保存してあるデータで上書きすれば、ローカルにファイルを保存した時点の情報まで遡れる(ロールバックできる)と思い、FTPソフトでMacBook Airに保存してあるファイルで上書きしました。
ところがローカルに保存してあったファイルは掲示板導入時に書庫を解凍したブランクファイルで、掲示板のすべての投稿が消えました。
最後の投稿が2年以上前に私が投稿した「術後の経過は順調」だった掲示板を、この際廃止しようかとも考えました。
しかし、メールを送るほどでもない質問をするためにメールより手軽に連絡を取れる掲示板を廃止することは、未来の閲覧者の利便を損なうと考え、真っ白になった掲示板をそのまま運用することにしました。
個人ウェブサイト、しかもWiixやWordpressを使わず、HTML直打ちの飾り気ゼロのサイトなんて、時代錯誤も甚だしいと言われても仕方ない状態。
ブログに移行すれば垢抜けたデザインになるし、スマホからチャチャっと投稿できるようになる。
それでも私は、1999年から続けている今のスタイルが自分に合っているので変えようとは思いません。
「デザインの『デ』の字もない」と思われるかもしれませんが、文書の体裁や修飾はCSSに分離し、2019年以降に書き起こしたり更新したページはHTML5に移行しています。(当時の手記リンク)
FacebookやらXやらといったSNSも、私が書きたいことを気の済むまで書くには制約が強く、書き出したら中断することも難しい。
私は流行に左右されることなく、自分が選んだ道を歩んでいきます。
過去に私の考えを書いた手記のリンクを置いておきます。
2017年5月6日 「それでも私はホームページにこだわる」(リンク)
2019年3月31日 「『個人サイト』の時代は終わったのか」(リンク)