はい。年末調整の時期がやってまいりました。
給与所得者、つまり雇われて働いている人は毎年これをしているはずです。
あー、毎年面倒だな と思っている方もいると思います。
年末調整で何をやっているのかといえば、1年間で支払われた給与や賞与に掛かる所得税を確定させる作業です。
なので、税金の払い過ぎを取り返さなくていいとか、税金の過小納税で追徴課税を課せられていいというのであれば、「しない」という選択もできます。
しかし、真っ当な雇用者であれば「しない」ということは認めません。
過払いについては税務署は何も言わないですが、納めるべき所得税を払わないとなれば、その原因を探り、年末調整に誤りがあれば納税者(従業員)にペナルティが課せられますが、それを見過ごした雇用者もただでは済まないと考えられるからです。
給与所得者が自らの収入で誰かを養っているのであれば、養うのに必要であると考えられる費用の一部を、給与の総支給額から差し引いて所得税を計算することができます。
生命保険や介護保険、個人年金保険の掛け金も、その一部を給与の総支給額から差し引くことができます。
新たに住宅ローンを組んだ場合は、ローン残高を計算式に当てはめて算出される金額を、所得税から差し引くことができます。(これだけ他とは計算方法が違う)
なので、簡単に済ませたいのであれば
「誰も養っていません。」
「生命保険・介護保険・個人年金保険には加入していません。」
「住宅ローンはありません。」
と申告すればいいのです。
かくいう私も運転士見習が未修了となり事務預かりになるまでは「何やってるのかよくわからん」側の人間でした。
事務預かりとなり大勢の車掌や運転士の保険料控除申告書を記入する中で、ようやく年末調整の何たるかを理解したのです。
あまり大きな声で言うと消されるかもしれませんが、事務担当者は「エラーにならない」方法は知っていますが、持参した資料で控除額を最大にする方法を知っているとは限りません。
控除額を1円でも増やし、支払う所得税を減らすためには、自分が年末調整のことを勉強して、自分で申請するほかないのです。
2025年分の扶養控除申告書で大きく変わったのは、大学生年齢(19歳以上23歳未満)の扶養親族(特定扶養親族の扶養控除)で、これまでバイト等で年間123万円超の収入がある場合は扶養控除の対象外になっていましたが、年間収入が123万円を超えて150万円までなら63万円の特定親族特別控除を受けられ、それ以上は金額により減額されますが、188万円までなら3万円の特定親族特定控除が受けられます。
ここまで偉そうに語りましたが、私は配偶者がおらず、誰も扶養していないので、扶養控除については間違っている点もあると思います。
私に遺失物に関する業務を叩き込んでくれた元社員のI主任は、定年退職の準備が始まった頃からちょくちょく市役所や年金事務所へ行き、自ら調べなければ得ることのできないお金を受け取る手続きをしていました。
これまで見てきた多くの方は、事務担当者に言われるがままにされていましたが、会社の事務がやってくれることは「会社が最低限やらなければならないこと」に過ぎません。
払わずに済む税金を納めることに何も感じないなら、事務の言うとおりにすればいい。
少しでも節税したいのであれば、何をすれば良いのかは自分で調べるしかない。
元・正式な事務員だった私が言います。
事務任せにすれば脱税することはありませんが、払わなくて良い税金を納めることになる可能性があります。
事務は税金逃れや過少申告になるようなことをしなければ、咎められませんから。
損をしたくないのなら、自分で調べるほかないのです。
今日は文化の日が出勤だったため、振替で休みになりました。
元々は半休を申請していたのですが、全休になりました。
有給申請していたのは、今日が脳神経外科の通院日だったから。
受付を終え、MRI撮影し、診察室に呼ばれました。
3月に発覚した左椎骨動脈解離性脳動脈瘤は、画像から明らかに小さくなっていました。
MRI画像を見せられて動脈瘤がどこにあるのか分からなかったので「消えました?」と言ったら、ほとんどわからないくらいに小さくなっているねと言われました。
脳動脈瘤破裂という最悪の事態は避けることができ、今後破裂するリスクも大きく低減したと思います。
7月には福井まで車を運転しスキンダイビングを行い、先月は豊橋まつり市民総おどりで看板持ちをせずに踊り通しました。
感覚的に「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断であれこれしましたが、破裂することなくここまで来れたので「終わりよければ全てよし」です。
診察を終えて診察室を出る直前、先生に「九死に一生だったね」と言われたので、破裂してもおかしくない程度の脳動脈瘤だったのでしょう。
日本人の40代から80代の死因1位のがんにかかり、破裂したら1/3の確率で死ぬ脳動脈瘤が医師に「九死に一生」と言われる状態で見つかり、なんか色々危ない橋を渡る人生だなと感じました。
死因の上位に挙がる病気になってもうまく切り抜けられた事は、運がいいと言って良いのだろうか?
日本人の死因を調べるために厚生労働省のウェブサイトを見たのですが(リンク)、男性の20歳から44歳までの死因第一位が「自殺」って、この国本当にどうかしてるな。