職場の組織図で駅長の直下に位置する上級管理者から、直接仕事を受けました。
勤務旅費システムから出力される勤務実績データCSVを取り込み、休日買い上げで働いた社員、見習いを付けて勤務した社員を抽出するVBAマクロを組め。というものです。
その上級管理者は、私が社外通信教育を受講してITパスポート試験に合格したこと、昨年は社外通信教育でExcel VBAマクロ実践編を修了していることを知っています。
それを踏まえて、私に仕事を振ったのだと思います。
私の職場は訳あってきっぷうりばや改札の社員がとても少なくなっており、先月は休日を買い上げて労働を命じる「休労」が多数発生しました。
これに関しては、システム上は1日あたり3勤務コードまで設定できるので、勤務コード1が休日かつ勤務コード2が箇所コードのレコードを抽出すればよく、それほど苦もなく実装できました。
問題は、見習い付きの抽出です。
きっぷうりばや改札口の社員(営業社員)は、見習いに独立したコードを割り当てており、見習いコードを発見したら同日に見習いではないコードが当てられている社員を探せば済みます。
しかし、信号や転てつ器を制御したり、車両を連結するために運転士に入換合図を送ったりする社員(輸送社員)は見習いコードがありません。
これは「同一日に輸送社員の同一コードが異なる2名に当てられていたら見習い」と判定する必要があります。
レコードの先頭には年月日を表す文字列がYYYYMMDD形式で格納されています。
なので、日付が同じ範囲の中で同一勤務コードが設定された社員を探すことになりますが、私は for 〜 nextでループさせました。
ところが、期待する結果が求められない。
「なぜ」を特定するのに3日くらいかかりました。
最終的にはコードのあらゆる場所にブレークポイントを設定し、気の遠くなるような回数F8キーを押し、ようやく原因を突き止めました。
forループを構成するには、何回繰り返すのかを明示しなければなりません。
そのため、前段で「1日分のデータが何行あるのか」を調べて変数oneDayRowsに格納したのですが
For i = 0 To oneDayRows
と書いたために、1日分のデータを通り越して翌日のデータの1行目までループしていたのです。
ならば「 For i = 1 To oneDayRows 」にすればいいじゃないかと思われるでしょうが、基準セルをRange変数に格納してズレを Range.Offset( i )で拾うので、iは0から始めなければならなかったのです。
高校のコンピュータ部の顧問のN先生は、口癖のように「ループさせるときに for は使うな。while を使いなさい。」とおっしゃっていました。
forでは何回繰り返すのかが直感的にわからない というのが理由ですが、まさに私はコレに嵌っていたのです。
もちろん、デバッグの中で For から Do While に書き換えました。
私は for が使えない人間です。
For と for の違いですが、C言語では for ( i = 0 , i < 5 , i++ )という形式で記述し、VBAでは For i = 0 To 5 という形式で記述します。
C言語の for は、一見して何回ループするのか考えますが、VBAの For は、迷わないですね。
私の考えたアルゴリズムが間違っていたということなのですが、For のせいにしておきたい...
JR東日本の新幹線車両は、車両番号の100の位を取って「E𝑥系」と呼びます。
初代MaxのE1系
標準車両のE2系
初代こまちE3系
2代目MaxのE4系
320km/hで走るE5系
2代目こまちのE6系
北陸新幹線のE7系
3代目つばさのE8系
次の車両はE9系になるのか?
答えは「いいえ」です。
車両番号の900番台は、保守車両に割り当てられています。
なのでE8系が登場した時から、「番号を使い果たしたぞ。次はどうするつもりだ?」と思っていました。
先日、JR東日本サイトで「次期東北新幹線車両を開発します」というニュースリリースが発表されました。
答えは「E10系」でした。
E10系ということは、車両番号はE10xx - xxxxになります。
はあ、すんなり4桁に突入するのね というのが正直な感想です。
新幹線の車両番号は、百の位がゼロと奇数が東京以西の新幹線、百の位が偶数は東京以東の新幹線と国鉄時代に整理されています。
東海道新幹線開業時の新幹線車両の呼称は単に「新幹線電車」であり、0系と呼ばれるようになるのは東北・上越新幹線用の200系が製造された後のことです。
0系は初代新幹線電車
100系は鼻が尖った2階建て車両付きの新幹線
200系は東北・上越新幹線の初代車両
300系はゼロから設計して270km/h走行を実現した車両
400系は初のミニ新幹線「つばさ」の車両
500系は今なお根強い人気を持つ山陽新幹線の車両
700系はカモノハシと呼ばれた車両
800系は九州新幹線「つばめ」の車両
600系が欠番になっていますが、これはJR東日本が付番規則を改めてE1系にしたため。
800系は東京以西の九州新幹線ですが、JR東日本がEを付けるようになって以降の発表でこれまでのルールに縛られる必要がなくなったため。
JR東海はかつての名誉会長が「4桁は私鉄のようで嫌だ」と言ったという噂がありますが、実際に
700系の後継は、「新しい(New)」700系で N700系
N700系の後継は、N700系の上級車両(Advanced)でN700A
N700Aの後継は、「最高の(Supreme)」車両でN700S
と変移しており、3桁の呪縛では600しか空いていないので、700の前や後ろにアルファベットをつけて凌いでいます。
N700AやN700Sの車両番号は 7xx - xxxxとなっており、これもいつかは番号が枯渇します。
JR東海はどうするつもりなのでしょうか。
鉄道の無駄知識のページ、とても面白かったです。更新待ってます!
> ありがとうございます。長年温めてきたものがあるので、進めます。面白くないかもしれませんが....
春分の日は、職場レクでした。
楽しいのかなと思っていましたが、パン取り競争やドッジボール、ソフトバレーは大盛り上がり。
ドッジでは普段しないような俊敏な動きをし、いつ筋肉痛がやってくるのか戦々恐々でした。
翌日は、やってこず。
2日後の土曜日は、筋肉痛は来なかったものの、歩くと足の筋肉がだるい。
そして今日。やってこず。だるさは解消。
もし明日筋肉痛になったら、運動から4日経過しています。
筋肉痛にならなかったのか、だるいで済んだのか、あるいはこれからなるのか。
少し怖いです
普段使っている机と組になる椅子は、購入からどれだけ経っているのか覚えていません。
過去の手記を全文検索したら、前回交換は2004年8月でした。
前回交換はそれまで使ってきた椅子の背もたれが取れるという、事務椅子としては致命的な故障のため買い替えました。
それから20年以上経過し、「この椅子座面固いよな」と感じるようになりました。
改めて観察すると、体重のかかる部位はクッションが潰れて煎餅のようになり、表地が余ってシワになっていました。
長いこと使っているから(その時点では20年も経っているとは知らない)交換してもバチは当たらんでしょうと、新しい椅子を見繕うために出かけました。
ゲーミングチェアって流行っているけど座り心地いいの?と思い、げんき牧場の帰りにグッドウィル豊田店に寄り、実物を体験してきました。
座り心地はいい。しかし、横幅が机に入らない。
何より、50k円は出せない。
お、値段以上 のニトリへ。
時節柄勉強机セットが多くあり、これならあるんじゃないかと片っ端から座ってみました。
これ、ええんでない?横幅制限もクリアしている という椅子を見つけたのですが、取り寄せとなっていました。
取り寄せてまで買うか?と思いながら、他のフロアも見ながら考えるかと、店内をざっと一回りしました。
座椅子コーナーの隣に、ちょこんとクッションコーナーがありました。
一時期テレビショッピングで見ない日は無かった、ゲル状樹脂をハニカム構造に形成した「魔法のゲルクッション」もありました。
値段を見たら、当時テレビショッピングで見た大特価よりも安く販売されていました。
量産効果で製造費や材料費がこなれてきたのか、あるいは紳士服販売店のように「当店通常価格」が架空の設定で、いつ行っても「4割引」の札が付いているやり口だったのかは分かりません。
嬉しいことに、そばに木製のクッションのない椅子が置いてあったので、魔法のゲルクッションを試してみました。
テレビでは「空を飛んでいるような感じ」とか言っていましたが、そんなことはありませんでした。
厚みが薄く、「ま、こんなもんでしょうな。」という感触でした。
他にも数種類のクッションがあったので、取っ替え引っ替え試してみました。
「これは、ちがうな。」というものを除外しながら、おそらく30分以上、品定めをしていました。
「これに決めた」というものにたどり着いたので、お買い上げ。商品名は「コウハンパツシートクッションUタイプ」、おねだん、2,990円。
家に帰り、すぐに椅子に装着。
座ってみて、心の中で「あああああ柔らかい」と叫びました。
体重を受けてクッションが沈み、尻から太ももにかけてクッションが当たっている全ての面で体重が支えられています。
だらしなく潰れるのではなく、高反発の名に相応しく、しっかりと受け止められている。
椅子はクッションがへたっている以外に不具合はなく、シートクッションを乗せればまだまだ使えます。
椅子ごと取り替えるのではなく、シートクッションを追加することによって、費用の低減、資源の節減、組み立て時間の削減を実現。
エコノミーかつエコロジーな解決策を見出せました。
いい買い物をした。
Web拍手で「更新を待ってます」と言われた鉄道トリビアですが、現在書き進めています。
タイトルは「乗車券をぶち切って買うな」です。
3月中にアップロードできるようにします。もう少しお待ちください。
先週金曜日、遺失物を警察に提出する仕事をしていたのですが、屈んだり、立ち上がったりすると、心臓の鼓動に同期するガンガンという頭の痛みがありました。
午前中は我慢できる程度の痛みだったのですが、午後になって遺失物データを修正する佳境になると、ただ座っているだけでも突然ガンガンする、仕事を中断せざるを得ない頭痛に襲われるようになりました。
事務室で隣の席の人に話しかけられた際、普段なら無意識のうちに「あれがこうで、それがそうで」と応答できるのに、話しかけられたことは理解できているのですが、なんと言われたのか、どう返せばいいのかわからず、数秒間フリーズすることもありました。
警察署へは大量の遺失物を持っていくので社用車を運転するのですが、この頭の痛みはやばいやつだという直感があり、上司に運転を代わってもらいました。
翌日、この頭痛は放置したら大変なことになると思い、会社を休んでCTのある神経内科にかかりました。
CTの結果は所見なしで、「肩こりがひどいから、そこから来ているのではないか。」と言われました。
「絶対に違う。嫌な予感がする。」と思いました。
翌日も頭痛がひどいので休み、家から一番近い脳神経外科に電話して診察予約を取りました。
「うちはMRIありますが、検査を受けますか。」と問われ、ああ、偏頭痛くらいにしか思われていないと考えると自分の直感が間違っているのではないかと自信が揺らぎました。
しかし、CTでは診断できない症状があるというのはググってわかっていたので、迷いなく「MRI検査を希望します。」と答えました。
人生3回目のMRI検査を受けました。
3回目ともなれば、まして前回から3年弱しか経っていないので、どんな検査なのかはよくわかっています。
余裕綽々で検査を受け、診察室に呼ばれるのを待ちました。
呼ばれて診察室に入ると、撮影画像を見せられました。
まずは脳全体の画像。
「異常はないですね」と言われ、あれだけ痛いのに所見なしかよ と思いました。
しかし「ですが、」という接続詞のあとに血管画像を見せられ、「ここ、ぽこっと膨らんでいるの、わかりますか?」と言われました。
確かに、血管の一部が不自然に膨らんでいる。
「起因が金曜日の事象(後述)かどうかは分かりませんが、血管にコブができています。脳動脈瘤です。」と言われました。
諦めないでよかったと思いました。
4月10日に再度MRI撮影を行い、その結果で今後の治療方針が決まると思われます。
現在は血圧上昇リスクである心的ストレスを受けないよう、4月10日まで休養加療を要するという診断書が出されて仕事を休んでいます。
発生部位は左椎骨動脈。診断は「左椎骨動脈解離性脳動脈瘤」です。
がんの時は耳鼻咽喉科で「嫌な予感がする。」と言われ生検でがんが確定し、今回は「肩こり」と言われて「そんな訳がない。嫌な予感がする。」と判断して脳動脈瘤が発覚しました。
もうね、病気に関して言えば「嫌な予感がする」は100%当たってるのよ。
「爆弾」といって多くの方が思い浮かべるのは、野球の投手に発生する「ひじ爆弾」ではないでしょうか。
私は脳動脈瘤という爆弾を抱えることになりました。
これが破裂するとクモ膜下出血となり、Wikpediaによれば最初の出血で1/3が死亡、4週間以内では半数が死亡するそうです。
野球肘は爆発しても死ぬことはありませんが、クモ膜下出血では4週間以内に死ぬ確率が1/2です。
脳動脈瘤が発生した原因ですが、思い当たる節があります。
先々週の金曜、3月21日のことです。
掲出期間が満了した大量のパンフレットを、一辺40cmの立方体の頑丈な段ボール箱にパンパンに詰め、廃棄物集積場へ運びました。
重さとしては、なんとか歩ける程度、かなり重かったです。
集積場までもう一息というところで、段ボール箱の重さで持っている指が外れそうになりました。
指をもっと深くかけるために、腰と膝を使って「ふんっ」と段ボール箱を浮かせた時です。
意識がスーッと遠のき、視界がぼやけて薄れていくのを感じました。
「これは踏ん張ってはダメなやつだ。」直感でそう判断し、薄れゆく意識に抗わずにできるだけ静かに段ボール箱を地面に置き、その上に覆い被さるように体を預けました。
体感で15秒程度、動くことができませんでした。
回復してからも20歩程度歩くたびに段ボールを置いて休み、なんとか集積場にダンボール箱を置いて事務室に戻りました。
私はもともと血圧高めで、前回の健康診断では「下が高い」と言われ、LDLコレステロールが高い高脂血症です。
高脂血症は高尿酸血症で罹っているかかりつけ医から「もう無視できない数値だから薬を飲め」と言われ、アトルバスタチンを服用しています。
高LDLコレステロール状態で血管が脆くなり、瞬間的に大きな血圧がかかったことで血管内壁が剥がれ、動脈壁解離につながったのかもしれません。
元大相撲力士の舞の海は、技の多彩さで「技のデパート」と呼ばれていました。
私は、2006年に痛風発作、2015年にうつ病で4ヶ月休業、2022年に舌がんが発覚し手術。
そして今回、脳動脈瘤。
この病歴は、もう「病気のデパート」と言っていいのではないだろうか。
大変お待たせいたしました。
鉄道トリビア「乗車券をぶった切って買うな(リンク)」を書き終えました。
かつて金券屋が多用していた「乗車区間をぶった切った乗車券類の組み合わせ」について問題点を書いています。
普通回数券も新幹線回数券も終売したので「乗車券をぶった切って買う」という発想をする方も少なくなったのではないかと勝手に考えていますが、話のネタにはなるのではないかと取り上げました。
回数券がほぼ全廃され、金券屋が潰れるのではないのかと興味がありましたが、訳のわからないことになっています。
現在金券屋でたとえば「豊橋→東京 新幹線自由席」を買うと、2週間以上先の日付が指定された通常の一葉化自由席特急券が渡されるそうです。
これをJRのきっぷうりばへ持っていき、日付を変更して使うというのです。
元のきっぷはクレジットカードで決済されており、クレジット決済で購入したきっぷは変更時に差額が発生時ない場合であっても指定席券売機では変更できません。(購入時のクレカを挿入するよう促される)
なので、JR全線きっぷうりば(他JRでいう「みどりの窓口」)に並んで変更する必要があります。
私がきっぷうりばで働いていた頃、大量のQきっぷや回数券を注文する金券屋に辟易したことがあります。
顧客としては一度に大量のお金を落とす上客に思えますが、Qきっぷや回数券と通常の乗車券類との差額で利鞘を稼ぐ「他人の褌で相撲を取る」ハイエナのような商売人です。
新幹線回数券が廃止され、これでスマートEXに流れて窓口は空くだろうと思っていたら、却って金券屋きっぷの乗車券類変更で窓口が激混みするという。
「通常価格の乗車券類」を所定金額より安く販売して、金券屋はどこで利鞘を稼ぐのか。
ドス黒いカラクリがあるんでしょうな。
京都や大阪、東京周辺へ行くのであれば、スマートEXでスマホから新幹線の座席を予約し、新幹線を降りてからは交通系ICカードで移動するのが一番楽です。
スマートEXに手持ちの交通系ICカードを登録しておけば、新幹線を降りてのりかえ改札で「ピッ」することで、ノンストップで目的地まで移動できます。
それでもあなたは、肉まん1個程度の値段を浮かせるために、クロに近いグレーなきっぷをダフ屋行為をしている店舗から買うのですか?
何分待つかわからない長蛇の列に並ぶのですか?
話がドリフトしましたが、目を通していただければ幸いです。