8ビット制御練習基板

8ビット制御練習基板

材料

ユニバーサル基盤 2.54mmピッチ
ピンヘッダ 2.54mmピッチ、1x11ピン、L型
LED 8個 3.5mAで点灯するもの。
抵抗 8個 1/4W、1キロオーム

配線

8ビット制御練習基板配線図

説明もいらない回路です。図の通りに組んでください。

動作確認

完成したら、イモはんだ、目玉、ブリッジなどのハンダ付け不良や配線間違いが無いか確かめましょう。問題なければ動作確認を行いましょう。

ポケコンに練習基板を接続し、RUNモードで次のようにコマンドを打ちます。

OPEN "PIO:" PIOSET 0 PIOPUT 255

正常ならば、すべてのLEDが点灯します。今度は

PIOPUT 0

と入力します。LEDが消えます。

使い方

この基板を使用する前に、11ピン端子をミニI/Oとしてオープンする必要がありますので、次のコマンドを実行してください。

OPEN "PIO:"

次に、この基板では8ビットをすべて出力として使用するので、次のコマンドを実行してください。

PIOSET 0

上の二つのコマンドは、この基板を使用するためのおまじないとして覚えてください。

この基板では、右側のLEDからビット0、ビット1、ビット2、(中略)、ビット7の重みがついています。これだけではわかりにくいと思うので表にしてみます。

LED 右から数えて ビットの重み 10進数では
1個目 0 1
2個目 1 2
3個目 2 4
4個目 3 8
5個目 4 16
6個目 5 32
7個目 6 64
8個目 7 128

点灯させたいLEDの重みを足した数値をPIOPUTすると、該当するLEDが点灯します。例えば、両端のLEDを点灯させたい場合は1+128=129となるので

PIOPUT 129

とすると、両端のLEDが点灯します。

応用例「バーサライター」

ここでは、簡単な応用例としてバーサライターを作ってみました。次のリストを打ち込んでください。

10:OPEN "PIO:":PIOSET 0 20:READ A 30:PIOPUT A 40:IF A=0 THEN RESTORE 60 50:GOTO 20 60:DATA 60,60,60,60,255,126,60,24,0

打ち込んだら、夜まで待ちます。

夜になったら、RUNして部屋の明かりを消します。

ポケコンを縦にしっかりと持ち、左右に振ります。目線はポケコンを追わず、固定します。すると、暗闇に矢印が浮かび上がります。見えない場合は振り方や振る速さをいろいろ試してください。

バーサライター実行イメージ

ここでは単に決まったパターンでLEDを光らせているだけなので、文字などをデザインすると振る方向によって逆さになってしまいます。