くりこうの手記 2022年5月

5月8日 日曜日 晴れ

VBAの本を買いました

昨年度、通信教育でVBAを勉強しました。

少しだけVBAを使えるようになりましたが、実際にコードを書いているときに「○○について知りたい」と思うことがよくあります。

会社で主に使っているイントラネット端末は、物理的にはインターネットに接続されるようになりましたが、ゲートウェイを通過できるのは限られたプロトコルのみで、ヘルプが全てWebにあるOffice2019 スタンドアロン版ではヘルプを見ることができません。

これは一冊VBAの本を買わにゃいかんと思い、かつては事あるごとに会社から貰う機会があり貯まっていた図書カードを持って本屋へ行きました。

数冊読み比べてみて、「これだ!」と思う本があったので、購入。
こう言う本って、リファレンスタイプとチュートリアルタイプに大別できると思います。
今回購入した本はリファレンスタイプではありますが、シーン別に記述されているので、「少しわかっている」程度の私には欲しい情報に辿り着きやすいです。

少し前のことですが、ある担務で使っていた「引継日誌」と言うExcelファイルが、「必要なことが抜けていて不要なことが書かれている」として作り替えられました。

これまでのものは定年退職されたI主任が作ったもので、未来日の予定を入力できたり、ポスターやパンフレットの掲出期限日を設定できたり、私にとっては必要なものでした。

ところが、新しいものはポスター・パンフレット掲出期限を設定できない。
これは大きな問題です。

と言うことで、VBAで解決できないかGW中にテスト版を作ってみました。
新しいシート「ポスターデータ」を作成し、「掲出期限日」「種類」「ポスター名」を表に記入します。
元からあるシートには「期限切れデータ抽出」と言うボタンを作成し、明日期限が切れるデータをポスターデータシートから抽出するのです。

形になりそうです。
テスト版ではうまく動作しました。

今年のGWは三分割

私は鉄道会社の現業機関で勤務していますが、休日は土曜・日曜・祝日です。
今年のGWは金土日、火水木、土日の3分割でした。

何年かぶりに自分で車を洗って久しぶりに佐久間ダムへ行ってみたり、デジタル一眼レフをぶら下げて散歩したり、鉄道開業150周年でJR旅客6社がキャンペーンしているデジタル駅スタンプを集めに行ったりしました。

収入の多くを鉄道事業に頼る鉄道会社に勤めいている者としては、GWでどれくらいの運輸収入があったのかが気になるところです。

鉄道会社は鉄道事業で成り立っているんでしょとお考えの方もお見えかと思いますが、たとえば関東の大手私鉄である東急グループの場合、グループ全体の売上高に対する鉄道事業の割合は2020年3月期の数値で約18%です。

軽く調べたら遠州鉄道がわかりやすい資料を公開していました。
同社の2020年度の営業収益(連結)における運輸事業の割合は4.2%です。

散歩した際に撮影した画像の一部をアルバム(Tumblr)にアップロードしました。
お暇ならご覧ください。

拍手レス

> 1999年からやっていて今でも更新していることに感銘を受けました。
ありがとうございます。開設当時は個人ウェブサイトが林立した時期ですが、現在も残っているところは多くないですね。私のやり方がSNSに向いていないので続けてこられたのだと思います。

5月23日 月曜日 晴れ

舌がんと診断されました

結論から書きます。

診断名:舌がん

ステージ分類:ステージ1
浸潤の程度:画像診断では認められない
転移の有無:画像診断では認められない
治療方針:手術療法
切除範囲:舌部分切除
再建:行わない
リンパ節郭清:しない(予防的なリンパ節の摘出は行わない)

手術日:2022年5月31日
麻酔:全身麻酔
術野確保のための顎下切開:しない
気道確保:経鼻気管挿管

まずはステージ1で済んだこと、部分切除で済むこと、気管切開をしないこと、顎下切開をしないことにほっとしています。

手術の詳細は明日聞くことになっており、現時点で先に記載した以上のことは知らされておりません。

浸潤しておらず、リンパ節転移もなく、部分切除で寛解します。
造影CTやMRIも受けましたが、画像で判別できる転移はなく、かつては広く行われていたらしいリンパ節郭清もしません。

早ければ6月上旬に退院できるようです。

医者にかかったきっかけ

舌がんは絶対的な患者数が少なく、初期は自覚症状もないそうです。
早期に発見し適切な対処をすれば予後は良好なようですが、進行すると比較的早期に転移が発生し、5年生存率も芳しくないようです。

私が舌がんに気づいたのは、辛いものを食べると舌の下側に痛みを感じることがきっかけでした。

この症状は3月下旬ごろからありましたが、1ヶ月以上経過しても一向に回復しませんでした。
私はよく咀嚼中に舌を噛むので、初めは「舌を噛んで傷できて、そこが痛むのだろう。」と思っていました。
ところがいつまでも症状が改善する兆しがなく、これはおかしいと鏡で舌の裏側を見たら口内炎のような白いできものができていました。

初めはこれが何であるかわからず、自宅から一番近い耳鼻咽喉科にかかりました。
先生は一瞥するなり「これは良くないかもしれないな」と呟き、できものの表面を擦って細胞を採取する簡易検査を受けました。

それがちょうどゴールデンウィーク直前で、結果が出るまで少し時間がかかりました。

結果が出たのでできるだけ早く来るようにと電話があり、結果がどうであったかは詳しく知らされず、「良くない数値が出ているから、市民病院へ行くように。」と言われ、紹介状を渡されました。

市民病院では「病変部位を小切除して検査(生検)しないと確定診断はできない」「確定診断が出るのを待たずに精密検査をする」と言われ、目隠しをされて舌に麻酔を打ち、サンプルを採取しました。
試験管のような容器に入れられたサンプルは2mm角四方のサイコロ状で、表面から採取するかと思っていましたが、病変部位のすぐ横を切開し、専用の器具で内側から採取したようです。

診察直後はまだ麻酔が効いていましたが、麻酔が切れるにつれ痛みが。
鏡で見てみると1針縫われていました。
ロキソニンが処方されていたので、迷わず服用。

5月19日、MRI検査。

MRI検査は小学校4年生か5年生の時に受けたことがあります。
大きな音がすること、撮影中は動いてはいけないことはわかっていました。

強力な磁場が必要なので仕方ないことですが、トンネルの狭さと長さは当時と変わっていませんでした。
舌という柔軟な器官を「動かしてはいけない」というのは、少し苦しかったです。

5月20日、造影CT検査

腹部造影CTはアミラーゼ値異常で半年前に受けています。(手記)
こちらは特に書くことはありませんでした。

そして今日。
生検の結果、がんであること、画像診断では転移は見られないこと、手術をすることが告知されました。

私は初めにかかった耳鼻咽喉科の先生の言動から、これはまず間違いなくがんなのだろうと思っていました。
なので、「がんです。」と言われても、さして動揺はしませんでした。

初めて市民病院にかかって以降、白いできものの周囲が赤くなっていたので、これは舌可動部半側摘出かもしれない、再建するかもしれない、口からだけでは手術できないから顎の下を切るかもしれないと覚悟していたので、「部分切除で済むんですか?」と先生に聞き直しました。

舌部分切除とは

舌部分切除術

舌部分切除とは、読んで字の如く舌の一部分を切除する手術です。

今回の私の場合、がん細胞が根を張っておらず、大きさも小さいので、がん部位から1cmのマージンを取って舌を切除し、残った部分を縫い合わせる手術となります。

切除する範囲が(可動部半側切除と比べれば)小さく、再建を伴わないので、構音障害(発音が不明瞭になる)や摂食障害(食事がうまくできなくなる)も軽度で済み、入院期間も短くなります。

私が恐れていた「可動部半側切除」は、舌の動く範囲の縦半分を切除するものです。
これだと切除範囲が広く構音障害や摂食障害が発生するので、腕や腹や太ももから組織を採取し、切除した部分に移植します。
再建と言っても舌はほとんどが筋肉でできた組織であり、見た目では手術前と変わらなくても、筋肉は移植しないため、発音が不明瞭になったり、食べ物をうまく飲み込めなくなったりします。

これは切れば治るがんである

ここまでいろいろ書きましたが、ステージ1で転移もないので、手術すれば寛解するがんです。

今日聞くのを忘れましたが5年生存率は80%超でしょう。

定期的に転移・再発していないかどうか検査を受ける必要はありますが、余命半年と言われたわけではありません。
入院中は更新が止まるかもしれませんが、更新間隔が半月程度開くことはここではザラです。(堂々と言えることではありませんが....)

リアルでもお付き合いのある皆様、今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。