宣言通り、先月27日から29日までのゴールデンウィーク前半3日間で、島根県と鳥取県の境にかかる江島大橋、通称「ベタ踏み坂」を撮影する旅行に行ってきました。
ベタ踏み坂を初めて訪れたのは、2021年11月。
コロナ騒ぎが一時的に沈静化しつつあった時期に2泊3日でどこかへ行きたいと思い立ち、ひらめきで行先を決めた気がします。
どうせ行くならいいカメラを持っていきたい、けど荷物が増えるのは嫌だ ということで、職場の先輩からミラーレス一眼を借りて行ったのですが、APS-Cで200mmでは江島大橋には届きませんでした。
最大解像度に設定して撮影し、帰宅してからMacでクロップしてみましたが、満足できるものではありませんでした。
いつも携行している光学35倍ズームのCOOLPIX A900は、ズームで寄せることはできたものの、いかんせんセンサーサイズが小さいので画質が残念でした。
いつか超望遠レンズを持って再挑戦したい、とは思っていました。
が、超望遠レンズなんて買っても使う機会はほとんどないだろうし、カメラレンズのレンタルサービスというものの存在を知って何社か調べてみたものの、超望遠レンズのレンタルはあっても、なぜかフードが同梱されない。
フードが付属するサービスは「レンタル」ではなく「サブスク」のため、お値段が張る。ので諦めていました。
今年のゴールデンウィークは前半3日、後半4日とわかり、サブスクしか対応していなかったカメラレンズレンタルサービスがワンウェイに対応したことがわかり、松江しんじ湖温泉のホテルが27日から1泊で空いていたので、「これは行くしかない。」と決めました。
出発前日の4月26日、自宅にレンズが届きました。
今回借りたのは、タムロンSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2。
どんな箱で届くのか想像できませんでしたが、一般的なサイズの箱、3辺の和が120cm以下の箱で届いたのには驚きました。
実物をビックカメラ名古屋駅西店でみたことがあるのですが、「こんなに小さかったっけ?」が正直な感想でした。
このサイズなら、ギリギリ列車移動でもいけそうではありますが、ゴールデンウィークという時期を考えれば混雑する駅構内を高価なレンズを持って移動するのはリスクです。
列車移動の場合は「いつもの旅行時の荷物」にプラスしてレンズが増えるので、やっぱり自動車で正解だったなというのが振り返ってみての感想です。
箱を開けてセットアップし、自分のカメラボディと接続。
フードがレンズ全長の3/1くらいあるので、フードを撮影体勢でレンズに取り付けると、見るからに超望遠レンズになります。
なるほど、そういうことだったのか。
家を出発したのは8時30分ごろ。
高速料金を節約したかったので、R23バイパスで名古屋まで向かい、伊勢湾岸道名古屋南ICから高速に乗りました。
湾岸長島ICの手前から道が混み始め、トイレ休憩のために湾岸長島PAに寄りました。
その後は車は多かったものの渋滞にはならず、順調に米子ICまで移動できました。
休憩したのは伊勢湾岸道 湾岸長島PA、中国道 西宮名塩SA、中国道 美作追分PAです。
本当は新名神 土山SAに入りたかったのですが、 駐車場情報で「混」となっていたので諦めました。
西宮名塩SAも「混」でしたが、これ以上昼食を先延ばししたくないと覚悟を決めてハンドルを切ったら、本線流出から駐車完了まで15分ほどかかりました。
中国道の神戸JCT以西を走るのは今回が初めてでしたが、アップダウンが激しく、急曲線もあり、ぼーっとしていると速度が落ちたり逆に出過ぎていたりで、ジェットコースターのような道路でした。
岡山や広島に向かう人が山陽道を選ぶ理由がわかりました。
ホテルの駐車場に到着したのは17時50分。出発から到着までの所要時間は休憩等を含めて9時間20分。
ほとんどの区間がバイパスか高速道路(有料・無料)でしたが、疲れました。
ホテルに到着し、駐車場に入ろうとハンドルを切ると、濃色のスーツを着たガタイの良い、髪をがっちり固めて耳にイヤホンを付けている人がうじゃうじゃいました。
国際会議でもやっているのか?こんな時期に?と思いながらホテルに持って行く荷物をまとめていたら、ホテルマンがこちらへ走ってきました。
来意を告げると、先導されました。
見る人が見ればあれはSPだと分かるのですが、なぜホテルにSPがうじゃうじゃしていたのかは後で知ることになります。
チェックインを済ませて部屋で一息つけば、夕餉の時間です。
前回は市街地をぶらぶらしてピンときた店に入ったら当たりでした。
今回も同じ店へ行くべく、部屋で道順を確かめてホテルを出ました。
10分少々歩いて目的の店に辿り着き、意気揚々と暖簾をくぐったら、満席でした。
仕方ないので、道路を挟んで反対側にあった居酒屋に入りました。
境港で水揚げされた魚を肴に、島根の酒蔵で作られた日本酒をちびちび。
小さな店で、観光客は自分一人のようでしたが、座敷には家族連れがおり、店は大将が一人で全てオペレーションしており、なかなか声をかけづらい。
今月のおすすめに「どて煮」があり、大将の手が止まった隙に「この辺では『どて煮』を食べるんですか?私、名古屋の方から来てるんですけど。」と聞いたところ、「この辺の人にはわかってもらえない。」とのこと。
どんなものが出てくるのか注文したのですが、名古屋で出されても通用するどて煮が出てきました。地元の人の舌に合うのだろうか。
家族連れが帰り、入れ違いで常連さんが来たので、どて煮についてそれ以上のことは聞けずじまい。
常連さんと大将の会話で、明日が衆院補選であること、私が宿泊したホテルに岸田自民党総裁と小渕優子議員が来ていたことを知りました。
ホテルがSPでうじゃうじゃだった理由がわかりました。
ホテルの大宴会場前へ通じる通路はネズミ1匹通れない状態だったので、大宴会場でパーティー的なことをしていたのでしょう。
冷酒を2杯、いも焼酎水割りを2杯呑んで良い気分になったところでホテルに戻りました。
翌朝。二日酔いになることもなく、気持ちよく目覚めました。
朝食バイキングはビジネスホテルのそれと異なり、どれを選ぼうか目移りするほど種類が豊富でした。
バイキングだとついつい食べ過ぎるのですが、腹八分目で留めておきました。
ホテルを出たのは9時ごろだったと思います。
松江しんじ湖温泉から大根島のベタ踏み坂撮影スポットまでは、Googleマップによれば約30分。
ナビの予想通りの時間に到着。
車を降りると、ちらほら人がいました。
三脚をセッティングし、超望遠レンズをカメラに接続。
レンズを肩に乗せるように担ぎ、撮影場所まで移動。
まずはJPEGの高画質モードで試し撮影。
うむ。やはり600mmは伊達じゃない。ちゃんと撮影できています。
三脚の強度が不足気味で、シャッターボタンを押すとファインダー像がグラグラするので、セルフタイマーを2秒に設定して撮影。
家で試したときにも気になったのですが、手振れ防止機構(VC)が時々暴走します。
三脚での撮影なのでVCは無効にしているのですが、シャッターボタンを半押ししてAFを動作させると「カコッカコッカコッ」と音がしてVCが荒ぶり、ファインダー像が激しく揺れるのです。
仕方ないのでVCを有効にして撮影するのですが、不意にVCが誤作動して構図がズレる。
こうなったら「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」作戦しかありません。
撮影モードをRAWに設定し、何枚も撮影。
カメラの小さなディスプレイではブレが発生しているかどうか分からないので、何枚も撮影。
ふとドライブモードリングに「MUP」という項目があるのが目に留まりました。
これはあらかじめミラーを上げておき、撮影時のミラー動作をさせないことでブレを抑えるもの(ミラーアップ)です。
こちらでも撮影したのですが、シャッターボタンを押すことでブレが発生。
MUPで撮影するならレリーズが必要でした。持ってないんですけどね。
撮影中もいろんな人が来るのですが、多くはスマホで撮影を試み、たまにカメラを持っていても「いやーそのレンズじゃズーム足りないよねー」という方がほとんどで、5分もしないで帰って行きます。
私のように25分も現地にいた人は、他にいませんでした。
この場所からベタ踏み坂を狙うなら、レンズ交換式のカメラは必須です。
焦点距離はAPS-Cなら600mm、フルサイズなら900mmは必要です。それでもクロップ前提です。
また、江島大橋までは3000mほど離れているので、空気の揺らぎが発生すると画像品質がガタ落ちします。
今回は初夏の午前中でしたが、今回より暑い時期、遅い時間になれば気温が上がり、冷たい海面との温度差で蜃気楼が発生するでしょう。レンズも重要ですが、時期や時間にも左右されます。
江島大橋の撮影を終え、2日目の宿は兵庫県朝来市和田山町にあるビジネスホテル。
せっかくクルマで遠くまで行くのだから、クルマでなければ行くことのできない場所に行きたいと、ダムを2箇所ピックアップしておきました。
1ヶ所目は、鳥取県鳥取市の百谷ダム。
大きいわけでもなく、新しいわけでもありません。
しかし、このダムには「日本初」の技術が投入されています。
それは、ゲートレス非常用洪水吐。
今でこそ、豊川水系の大島ダムなど、ダム頂部の放水口にゲートを持たないダムは珍しくありませんが、日本で初めてゲートレスを導入したのがこのダムなのです。
百谷ダムに向かう前に「日本のハワイ」に寄ってきたのですが、特記事項はなかったので省略します。
日本のハワイとは鳥取県東伯郡湯梨浜町にある「はわい温泉」ですが、温泉までは行かずハワイアロハホールで済ませました。特にインパクトの強い画像が撮影できたわけでもなく、書くことはありません。
百谷ダム到着は13時半過ぎ。
途中、どこかで昼を食べようと思っていたのですが、入ってみようと思える店もなく、そもそもコンビニ以外の昼から営業している飲食店が見つからず、そうこうしているうちに百谷ダムに到着。
市街地に引き返していてはホテル到着が遅くなるので、次のダムへ向かいました。
次の目的地は、同じく鳥取市内にある殿ダム。
2011年竣工の新しいダムで、岩石を積み上げる「ロックフィル式」という構造ですが、堤体体積がクフ王のピラミッドとほぼ同じということで「平成のピラミッド」というワードがちょこちょこ登場します。
このダムの日本初は、「カスケード式洪水吐」です。
ダムから放流する水を流す部分(洪水吐)は、スロープ状になっているのが一般的です。
水をスロープで放流すると、当然ながら下端に到達するときには大きな運動エネルギーを持ちます。
そのため、副ダムという小さなダムを設け、水の勢いを殺してから川に放流します。
カスケード式洪水吐はスロープではなく、階段状になっています。(画像)
階段で水の運動エネルギーを徐々に消費させながらダム下流側に流すため、大きな副ダムが不要です。
このダムは管理棟に職員が常駐しており、ダムカードも配布してるので頂いてきました。
殿ダムまで来てしまったのであれば、引き返すことはできない。
国道9号に出る前に、越えなければならない峠が一つ。
それは、十王峠。
峠自体は厳しいわけでもなんでもないのですが、峠を越えるとすぐに離合困難な狭隘区間に入り、新井地区までの約3kmは「険道」なのです。
「落ちたら死ぬ」で有名な温見峠は一度だけ通ったことがありますが、鳥取県道31号は狭隘区間の待避所が恐ろしいほど少なく、万一対向車と出会ったら細くウネウネした道を延々バックしなければならないのです。
幸い、狭隘区間出口直前まで対向車とすれ違うことはなく、唯一のすれ違いもすぐ近くに待避所があったのでなんなくすれ違いできました。
国道9号に出てしまえば、あとは道なりに進むのみ。
ひたすら空腹に耐えるドライブでした。
途中、道の駅村岡ファームガーデンに寄り、空腹に耐えきれず但馬牛コロッケとアイスクリームを食べました。
和田山のビジネスホテルに到着したのはやはり夕餉ぐらいの時間だったと思います。
とにかく腹が減っている。食べたい。
Googleマップで付近を探したら、焼肉屋があったので「もう肉を食うしかない」と向かいました。
昼食抜きで殿ダムの下流側駐車場から天端までハイキングしたので、太ももの筋肉が悲鳴をあげていました。
店に到着し、10分ほど待って席へ通されました。
注文したのは
タン塩
但馬牛ハラミ
ロース
中落ちカルビ
キムチ盛り合わせ
生ビール2杯
です。
お会計、6,028円也。
たまの旅行なのだから、美味しいもの食べたいよね。
昼抜きだったし。
ホテルをチェックアウトしたのは9時過ぎ。
今日は家に帰るのみなので、気持ちが楽です。
ただ、せっかくクルマで来ているのだから、竹田城撮りたいよね。という気分になりました。
まずは播但線竹田駅へ。
駅前から竹田城を望めますが、近すぎて仰角がすごいことになり、石垣は少ししか見えない。
場所を朝来市管理の観光駐車場へ変えるも、こちらも何かパッとしない。
仕方ないと、駐車料金の支弁が必要なのを覚悟して、立雲峡駐車場へ。
立雲峡は、よく「雲海の竹田城」として紹介されるあの写真を撮影できるスポットです。
駐車料金は不要でしたが、設備維持協力金として300円を支払い、撮影スポットへ。
途中まで「レンズは18-200で足りるだろうか。150-600を持ち出すべきだろうか。」と考えていましたが、200mmだって十分立派な望遠です。
600mmのような3000m離れた道路標識の文字が読めるような性能はありませんが、距離的にも200mmで行けると踏みました。
結果、200mmで十分でした。
駐車場では20型ソアラがボンネットを開けており、オーナーと思しき若い男性がスマホで誰かと話していました。
「ちょっと見させてもらっていいですか?」と声をかけられる状況ではないなと思ったので素通りしました。
ここを去れば、あとは家に帰るのみ。
和田山ICから北近畿豊岡自動車道(無料)に乗り、有料の遠坂トンネルを通って豊岡北JCTに至り、舞鶴若狭自動車道、新名神、高槻JCTを経て東名、伊勢湾岸を通り、名古屋南JCTで流出。
その後R23とR1の分岐部でR23側が渋滞しており、強制的に1号に流出させられました。
慌てず騒がず1号を走り、知立市内で右折し、上重原ICからR23に乗りました。
分岐部ではあれほど渋滞していたのに上重原ICは順調に流れており、ラッキーと思いました。
道の駅にしお岡の山で最後の休憩をとり、帰宅しました。
今回の走行距離は
日数 | 走行距離 |
---|---|
1日目 | 494.2km |
2日目 | 232.1km |
3日目 | 345.9km |
合計 | 1,072.2km |
でした。
かなり走ったなというのが正直な感想ですが、走行距離で言えば2015年8月の「自動車トンネルを巡る旅」1446.7kmの方が上でした。
でも、あれは、3泊4日だったし。関越道を降りて田子倉ダム経由で会津若松へ至る区間以外は高速道路だったし。
総走行距離を日数で除した1日平均は、自動車トンネル旅361.7km、今回357.4kmでほとんど変わらないし。
私は、長距離移動は基本的に鉄道派です。
環境負荷が自家用車や航空機と比較して小さく、都市部であれば列車を逃しても次の列車に乗れば旅行を継続できます。
駅周辺は、比較的賑やかなことが多く、宿に困ることもそれほどありません。
何より、移動しながら酒が飲める。
移動しながら寝ることもできる。
流れ行く車窓をぼーっと眺めながら、思いついたことを小さなノートに書き綴るのが長距離列車移動時のルーティンです。
自動車トンネルを巡る旅では、目的地の性質上、自家用車で行かざるを得ませんでした。
今回は、重くて高価な借り物とともに移動する必要があり、自家用車を選択しました。
自家用車で、神奈川以東、長野以北、岐阜以北・以東、福井・滋賀・三重以西に行くことは、今後もほとんどないでしょう。
普段手記を書いたときは、何度も読み返します。
今日は時間の都合上、セルフ校閲をしていません。
間違いがあっても、大目に見てください。
高画質版のアルバムは、今週中に公開します。
地上デジタルチューナーが壊れたテレビですが、購入店舗での引き取りは家電リサイクル料金とは別に3000円かかると言われたので、自分で処分することにしました。
地上デジタルチューナーは壊れていますが、BSチューナーと、HDMI入力の少なくとも1つは生きています。
かといって、重いし壁掛け非対応だしベゼルの厚いテレビなんて欲しい人はいないでしょう。
マスク氏の気まぐれで名前が変わったSNSで引取募集をかけようかとも思いましたが、金になりそうな部品だけ取り外して残りは不法投棄するかもしれません。
面識のない人相手に対面で譲渡するのも気が進まない。
ということで。
考えうる手段の中で最も環境負荷の低い処分方法であろう「郵便局で家電リサイクル券を購入し、自ら指定引取所に持ち込む」を選択。
時間に余裕がある父にリサイクル券の購入と料金の払込をお願いし、料金払込済みのリサイクル券を入手。
リサイクル券の最終片を地デジチューナーが壊れたテレビの背面左上に貼り付け。
あとは土曜日、リサイクル券の残片とともにテレビを指定引取所に持ち込めば全て終わります。
リサイクル料金の払込が終わっていますので、今から「待った」をかけられても止まりません。
リサイクル料金と振込手数料と手間賃を払っていただけるのなら別ですが。
ベタ踏み坂撮影リベンジ旅行の画像を、アルバムにアップしました。(リンク)
前回更新(5月6日)の手記で旅行について振り返っておりますので、お暇でまだご覧でない方はどうぞ。(リンク)
今回最大600mmの超望遠ズームレンズをAPS-Cデジタル一眼レフに取り付けて撮影しましたが、前回コンパクトデジカメで撮影した画像と比較してシャープさが全然違います。
前回のコンパクトデジカメはニコンCOOLPIX A900ですが、撮像素子のサイズは小指の爪より小さい1/2.3型。
具体的なサイズは、6.2mm × 4.6mmです。
前回ズームが足りなかったソニー NEX-7(+50 - 200mmズームレンズ)と、今回持っていったニコンD7200(+150 - 600mmズームレンズ)の撮像素子はAPS-Cサイズで23.6mm × 15.8mm。
面積ではAPS-Cサイズの方が13倍広いです。
前回ズームが足りなかった200mmで撮影した画像も、端が写っている部分を切り出し(クロップ)すれば、画質はコンデジとそれほど変わりません。
そして今回、600mmで撮影した画像とコンデジの画像を比較すると、画角はほぼ同じですが、画像のシャープさは明らかに違います。
説明するより見ていただく方が早いです。比較できる画像を用意しましたので、Googleフォトのアルバムをご覧ください。(リンク)
センサーサイズの大きさは、力だ。
Googleの提供するフリーメールサービスのGmailが、セキュリティポリシーの変更により、さくらインターネットのアカウントからメールを送ると届くのに20時間以上かかるという問題が起きていたことは2月の手記に書きました。(リンク)
このホームページに設置してあるメールフォームが機能していることを確認するために、メールアドレスを自分のGmailアドレスにして動作確認しましたが、ふと気になったので再度さくらインターネットのメールアカウントでGmailにメールを送ってみました。
タイムラグは2時間程度まで短くなりました。
Gmailがkurikou.sakura.ne.jpは安全なサーバだと認識したようです。
もうこれで、返信先がGmailの問い合わせフォームが届いても怖くない。
どうしてもWindowsでなければできないことをする、いわゆる「自作PC」のAsortaをこの前立ち上げたら、Windows10から「Windows10のサポートは今年10月で切れます。新しいPCを購入しましょう。」と通告を受けました。
Windows10が今年10月でサポート切れになることは知っていましたが、改めて「新しいPCを買おう」と言われるとため息が出ます。
Asortaは2008年の完成時点でのCPUはIntel Core 2 Quadで、8年後の2016年にIntel Core i7-6700に更新しています。
組立PCなので外観は変わりませんが、中身は8年分新しくなりました。
そして更新から8年が経過しました。
現在Asortaでなければできないことは、それほどCPUパワーが必要ではありません。
なので現状構成でも特段困っていることはないのです。
だったらOSだけWindows11にアップデートすればいいじゃないかという話になるのですが、現在のAsortaの構成ではWindows11をインストールできないのです。
まず、CPUが古すぎる。
現在のIntel Coreシリーズの最新モデルは第14世代ですが、i7-6700は第6世代。
Windows11はIntel Core i7の場合、第10世代以降が必要。
次に、TPM2.0に対応していない。
TPMとはハードウエアベースのセキュリティ機能を提供する技術ですが、現在使っているマザーボードASUS H170-Proは、外付TPMには対応しているものの、それがTPM2.0に対応しているかわかりません。
現在はマザーボードに専用チップを搭載する方法やCPU内部に実装する方法が一般的らしく、今どき外付けのTPUモジュールを探しても見つからないだろうし、あってもTPM2.0に対応しているかどうかわからない。
...Amazonで調べたら、後付TPM2.0モジュール出てきた。(リンク)
でも、CPUが要件を満たさないので、どのみち無理です。
CPUを世代の違うものに変更するとなれば、当然マザーボードも現行CPUに対応したものに交換する必要があります。
前回の更新から8年経過しており、大規模更新する潮時なのかもしれません。
これまでは「パワーのあるCPUを載せておけば、数年間は更新なしで使い続けられる。」という考え方でCPUの上位機種を採用してきましたが、次の更新はCore i5や、なんならCore i3でもいいかと思っています。
N200も用途を限定すればそれなりに使えるようですが、8年は使い続けられないと思います。
経済的に高価な部品を選択する余裕がないですし、現在Asortaでやっていることが次の8年程度で劇的に処理が重くなるとも考えにくいです。
主たる用途はハンディGPS受信機のログ吸い上げと管理、Bru-rayやDVDビデオの再生、mobileUAが必要な場合の音声再生、広い画面が必要なWeb閲覧 程度。
大規模更新に必要な金額を概算見積もりしなければ。Core i5とCore i3の価格差も気になります。
値段だけであれば市販PCを選んだ方が安価になる場合もありますが、「更新」ではなく「買い替え」になると色々面倒で、廃棄物の量や処理の労力も桁違いになります。
いわゆる自作PCであることには、拘りたい。
あれは5月13日、火曜日のことでした。
大判プリンタでのポスター出力の依頼を受け、出力した印刷物(A1サイズ)をラミネート加工するために大判ラミネータの準備をしていた時です。
壁際に隙間を開けて置かれたローテーブルに大判ラミネータが乗っており、コンセントはラミネータの向こう側の壁。
プラグを持って腰を折り、コンセントに差し込もうとした瞬間に腰に電撃が走りました。
うん。この感覚知ってる。ぎっくり腰だ。
ただ、私がこれまでに経験したぎっくり腰とは少し違いました。
腰に負担がかからないように気をつければ、歩けるし、座れる。
でも、これは安静にしてないと「本当の」ぎっくり腰になると感じたので、明日は病気休暇を取る旨を当務に報告。
翌日。朝の時点で昨日よりも症状が緩和してはいるが、病院にかかって領収書を取らなければ病気休暇ではなく不参(無断欠勤)になる。
整形外科へ行き、問診を受け、単純X線撮影を行い、筋肉性のぎっくり腰だろうとの診断。
内服薬と湿布の処方箋が出たので、かかりつけ薬局で投薬を受けて帰宅。
内服薬は痛み止めとしてロキソプロフェン(一般的な商品名:ロキソニン)が処方されましたが、痛み止めを服用することで「痛みで無理を検知できなくなる」と思ったので服用せず。
16日(木)に職場復帰し、15日にするはずだった仕事を片付けようと思ったら、割り込みに次ぐ割り込みが入り何も消化できず。
17日(金)も、なんだかんだで予定していた仕事には手をつけられず。
重要度は最高なのに緊急性がそれほど高くないタスクを処理できないまま週末に。
腰は痛みを感じることは少なくなりましたが、当面、中腰で重いものを持ち上げることは避けなければなりません。
そして明日は、籠ってタスクをやっつけるぞ。木曜日の朝一が期限で火曜日は遺失物警察届出があるので、明日できなければ水曜日は徹夜してでもタスクを完了させなければならなくなる。
何年か前、部屋の整理をしていたらDYデミオ時代のガソリンスタンド領収書が出てきました。
当時は今のような感熱レシートではなく、ノンカーボン式の複写伝票でした。
そこには、単価 98円/L と書かれていました。
そんな時代もありましたね。
さて、不安定な世界情勢や政府補助打切りで値上がりが心配されるガソリンですが、仮に単価が5円/L高くなったら、1回の給油でどれくらいの値上がりになるのでしょうか。
私のMAZDA3は、燃料計が1/4を下回ったタイミングで満タン給油すると、38Lくらい入ります。
38L給油して、単価が5円高くなったら、増加する費用は38L × 5円 = 190円。
そろそろ給油しなきゃと感じるところまでガソリンを使って、満タン給油して、差額190円。
ドライブの途中でガリガリ君と烏龍茶を買ったら、ほぼトントン。
GSが値上げ予告をして給油待ちの自動車の列が道路まではみ出ると言う光景がテレビに出ることがありますが、値上げ後に給油しても200円弱しか変わらない。
豊田市内某所にある、インターチェンジ至近のガソリンスタンドの「周辺GSの平均単価+30円程度」と言う価格設定はボッタクリだと思います。
ですが、5円程度の値上げを気にして、いつになったら給油できるのかわからない列に並んで無駄なアイドリングを行い円滑な交通を妨げるのは、愚かだと言いたい。
今月19日の手記に
あれは5月13日、火曜日のことでした。
と書きましたが(リンク)、Web拍手で「5月13日は月曜日でした」とご指摘をいただきました。
はい。間違いです。
腰をやったのは5月14日の火曜日です。
今年が本厄で、地域の一ノ宮神社で祈祷を受けてお守りを授かったという話をしました。
「こんなことがあったけど、厄払いを受けていたからこのくらいで済んだんだ」と言うことも書いた気がします。
でもね、もうね、もう一度厄払いを受けた方がいいんじゃないかと割と真剣に悩む程度にミスを立て続けに発生させています。
笑えるものから笑えないものまで。
賞与が出たら一部繰上返済をしようと考えていたら、管理会社から「退去届が出されました」と言うメールが。
あの物件、5年くらい同じ人が住んでいる。
10年住んでも部屋が綺麗な人もいれば、3年でも「ふざけんなコンチクショー」と叫びたくなるくらい大掛かりな修繕工事が必要になる人もいます。
さて、今回はいくら飛んでいくのかな。
過去には、1Kなのにも関わらず、諭吉さんの帯封が消えたことがあります。
スルガショックもあり、本来の価値を大幅に上回るローンは金融機関の審査が通らないでしょうが、素人が不動産に手を出すと痛い目に遭いますよと声を大にして言いたい。
セールスの電話がかかってきて、会うくらいならと話を聞き、老後の不労所得は必要だよねと思うようになったらセールスの思う壺。
その土地でその広さでその築年数で、その家賃は適正なのか。
修繕積立金はちゃんと積み立てできているのか。
管理組合は正常に機能しているのか。
管理費や修繕積立金の滞納はないのか。
話がドリフトしましたが、もう一度厄払いを受けるとするならば、再度砥鹿神社に行くべきか、あるいは法多山へ行くべきか。
詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。
自民党が酷すぎる。
パーティー収入裏金騒動で政治資金規正法を直しますと言ったものの、遅々として改正案を出さない。
パー券高額購入者の氏名公開ラインを10万円とするも公明党と折り合わず、結局自民単独で10万円として提出。
定額減税を断行すると宣言するも、その金額、年間4万円。
もう一度言います。
年間で、4万円。
もうね、バカかと。アホかと。
年間で4万円なんて、仮に時給2,000円の労働者が年間で20時間、1ヶ月当たり1時間40分の残業したらそれで4万円です。
消費税について。
消費税法には「消費税は消費者が納税する義務を負う」とは一言も書かれていません。
消費税法
(納税義務者)
第五条 事業者は国内において行つた課税資産の譲渡等(中略)につき、この法律により、消費税を納める義務がある。
納税義務を負うのは事業者と明記されているのに、事業者が納めるべき税金を消費者に転嫁しているのです。
消費税には輸出企業が儲かる仕組みがあります。
手書きで見づらくてすみません。
部品工場は、材料を10,000円+消費税で仕入れて部品を作り、メーカーに50,000円+消費税で販売します。
部品工場の売り上げは50,000円なので、これに対する消費税は5,000円となります。
しかし、材料の購入費用には消費税が含まれているため、部品工場が納めるべき消費税は売り上げ50,000円に対する消費税5,000円から、仕入れに対する消費税1,000円を差し引いた4,000円となります。
これを仕入税額控除と言います。
そして自動車メーカーがこの部品を50,000円で仕入れて自動車を製造し、アメリカへ100,000円で輸出したとします。
消費税法第5条には「事業者は国内において行つた課税資産の譲渡等(中略)につき(後略)」とあるため、輸出した自動車の売上には消費税はかかりません。
これに仕入税額控除を行うと、売上に対する消費税は0円で、仕入れに対する消費税が5,000円なので、納めるべき税額は-5,000円となります。
納税額がマイナスということは、これは消費税が還付されるということです。
海外に輸出する場合は消費税がかかりませんから、メーカーには売上に対する消費税がありません。
そこから仕入に対する消費税を「差し引く」ので、納税額はマイナスになるのです。
自動車メーカーなど、売上に対する輸出の割合が高い企業は消費税が懐に入ってくるのです。
そして、消費税率が高くなればなるほど還付金が増えるのです。
この辺りご興味がありましたら、全国商工団体連合会サイトの記事をご覧ください。(リンク)
消費税還付でウハウハしている輸出企業には経団連の歴代役員企業が多く含まれます。
きな臭いニオイしかしませんね。
またも話がどんどん横滑りしていますが、とにかく自民党がやっていることはめちゃくちゃだ。
小泉純一郎は「自民党をぶっ壊す」と規制改革を進めましたが、自民党に政治の舵取りをさせていたら「日本が」ぶっ壊れます。
政治とかよくわからない とか、選挙なんて行かないしw とか言う人間は、はっきり言わせてもらえば「その存在が自民党に寄与する」自民党支持者です。
前の国政選挙でマスコミで小さく報じられましたね。自民党幹部が「選挙には行かずにテレビでも見ていろ。」と。
投票率が低くなれば低くなるほど、相対的に自民固定票の得票率が上がるので「選挙なんて行かないしw」と言う有権者が増えれば自民党にとって都合がいいのです。
今の総理大臣を増税メガネと揶揄するなら、子供を育てていれば免除されるはずだった税金をむしり取り(年少扶養控除廃止)、それだけに飽き足らず子供のために国民が広く薄く負担しようと言って子育て世代にも新たに課税する今の日本がオカシイと思うのならば、ガソリン購入時に「ガソリン価格に揮発油税を加えた販売価格に消費税を課す二重課税がオカシイと思うのならば、次の国政選挙で自民党を政権与党から引き摺り下ろすしかないのです。
「政府が何かあった時のために確保しておくお金」を「自民党が選挙で勝つために使っていた」なんて、公金横領そのものではないか。
高市早苗が総務大臣だった時、「テレビ局に無線局免許を交付しているのは総務省。」と発言しました。「テレビ局の生殺与奪権は政府にある。」とテレビ局を恫喝したのです。国会では国民負担を増加させる施策が次々にぶちあげられていると言うのに、ワイドショーでは水原通訳とか国民生活の向上に何ら寄与しない情報ばかり流しているのは、報道機関が首根っこを押さえられているからです。
今の自民党をこれ以上野放しにしていたら、「自民党支持者にあらずんば日本人にあらず」と言う状況になってもおかしくない。
今の政治はオカシイ。そう思うのならば、選挙で自民党を負かす他ないのです。
自民党にNOを。
投票で自民党にNOを突きつけようではありませんか。
今は「選挙当日は家でプロ野球中継を見るため」と言う理由でも期日前投票ができます。(そもそも詳細な理由を聞かれない)
次の選挙は必ず投票を。もちろん、自民党所属や自民党公認ではない候補に一票を。
投票に行かぬ者に政治を語る資格なし。