もう七草も過ぎたので、祝いの言葉は書きません。
元旦夕方に令和6年能登半島地震が発生し、2日には羽田空港で航空機事故が発生しました。
ロシアのウクライナ侵攻は終わりが見えず、イスラエルとハマスの衝突も収束する気配はありません。
そんな中、元旦・2日と立て続けに災害や事故が発生。
ノストラダムスは恐怖の大王の来る年を25年間違えたのか。年明け早々の混乱はそれの前兆なのではないか。
そう勘繰りたくもなります。
平穏な一年にはならないだろうと漠然と思っています。
今年は本厄だしな。
さて、厄除け祈願は法多山尊永寺に行くべきか、三河国一宮砥鹿神社に行くべきか。
法多山の本尊は正観世音菩薩で厄除けの霊験あらかたとされています。
砥鹿神社は居住地である三河国の一ノ宮です。
個人的には、厄除けだんご食べたいんだよなあ...
職場である先輩が「ネットショッピングができない」「クレジットカードのパスワードを求められてパスワードを入力しても弾かれる」と嘆いていました。
「クレジットカードのパスワードを求められ」という部分でピンと来ました。
これは、3Dセキュアだろうと。
3Dセキュアとは、インターネットショッピングでのクレジットカード不正利用を防ぐ仕組みです。
カード番号や氏名はカードに記載してありますし(最近はこれらを表記しないカードもありますが)、セキュリティーコードもカード裏面に印字されています(AMEXはカード表面)。
3Dセキュアでは、カードには表示も印字もされていない別のパスワードを入力しないと決済できないようになっています。
この「別のパスワード」がどう決められるのかは、カードによって異なります。
セディナ時代のJR東海エクスプレスカードは、Webサービスのログインパスワードを入力しました。
ただ、それだけではパスワードを入力する画面が真正かどうか判断できないため、あらかじめ設定しておいたパーソナルメッセージが表示されます。
私は確か「PIN入力は最優先事項にょ。」にしていました。
現在メインで使っているau Payカードは、登録したメールアドレスにワンタイムパスワードが届くので、それを入力します。
この方法だと、身に覚えのないワンタイムパスワードが届くと「今まさにカード不正利用が行われようとしている」ことがわかります。
先輩が困っていたカードは、初めて見るケースでした。
Webサービスで3Dセキュア利用設定を行うとワンタイムパスワード(TOTP)のシードが送られてくるので、指定されたトークンアプリをスマホにインストールしてシードを入力することで、トークンアプリが活性化されるという仕組みでした。
3Dセキュアでは、トークンアプリに表示されるワンタイムパスワードを入力します。
TOTPについてはGoogle AuthenticatorもMicrosoft Authenticatorも利用経験があり、現在は1Passwordを使っています。
会社のイントラネット端末も、保線系職場に配備されている耐久形タブレットはTOTPでログインするはずです。
TOTPを知っていたのですんなり対応できましたが、TOTPが初めての人にやれシードはこれだ、トークンアプリをインストールせよ、シードで活性化せよと言われてもわからないと思います。
3Dセキュアについて調べるためにGoogle先生のお世話になったところ、「大手ECサイトは3Dセキュアの導入に消極的」という記述がありました。
3Dセキュアのパスワードがわからず商品購入ができないとクレームになる、3Dセキュア時の画面遷移を「詐欺サイトに飛ばされている」と勘違いする 等で買い物かごに入った商品の決済がされない「かご落ち」が発生するため らしいです。
知らないって、恐ろしい。
別の言い方をすれば「馬鹿に付ける薬はない。」
クレジットカードを使う機会は増えども減ることはないので、いつかどこかで3Dセキュアの設定が必要になります。
遭遇したことのない事態に陥った時に、冷静にググれるか、思考停止するか、ぎゃあぎゃあ騒ぎ立てるのかで、その人間のカードリテラシーやITリテラシー、ひいては人間性が炙り出されるでしょう。
私の職場の休憩室は、飲料自動販売機と冷蔵庫3台と電子レンジ2台と電気ポット2台が一つの配線用遮断器にぶら下がっていて、年に何回かは遮断器がトリップします。
事務が(私はかつて「事務主席」でしたが、現在は「営業指導係」です)対策に乗り出しましたが、そもそも消費電力の大きな負荷が集まる休憩室のコンセントが全て1回線というのが腑に落ちません。
しかも配電盤は鍵がかかっていて、その鍵を持っているのは電気区なので、電話して遮断器を復位しても安全であるかどうか調べてもらわなければなりません。
気になったので、業務終了後に各機器の定格消費電力を調べました。
電子レンジ1 | 1200W |
---|---|
電子レンジ2 | 1100W |
自動販売機 | 圧縮機385W+ヒータ480W |
冷蔵庫1 | 90W |
冷蔵庫2 | 不明 |
冷蔵庫3 | 100W |
電気ポット1 | 985W |
電気ポット2 | 700W |
P = VI · cosθ なので、I = P / V · cosθとなります。
マグネトロンを用いる電子レンジや誘導電動機を用いる自動販売機の力率(cosθ)が1になるとは考えられませんが、計算を簡略化するために力率は1であると仮定します。
そうすると、電流 I は P / V で求められます。
電子レンジ1と電子レンジ2と自動販売機が定格消費電力で動作している場合(ただし自動販売機のヒーターは動作していないものとする。)の電流は
I = ( 1200 + 1100 + 385 ) / 100
= 2685 / 100
=26.85 [A]
となります。
仮に配線用遮断器の定格電流が20Aとすると、26.85Aは定格電流の約134%です。
これだけの電流が流れれば、間違いなく配線用遮断機はトリップします。
電子レンジ2台のみ使用の場合は、23Aになります。
配線用遮断器は、突入電流の大きな負荷を接続したときに簡単にトリップしては困るので、定格の何%超過が何秒継続したらトリップするなどの特性があります。
23Aは定格電流の115%なので、おそらく3分程度ではトリップしないでしょう。
実際に数字を出してみて、この2台の電子レンジは定格消費電力が絶妙なことがわかりました。
2台同時使用のみではトリップしないが、そこに新たな負荷が加わるとトリップするのです。
現在電子レンジ1は別回線となる湯沸室に設置され、電子レンジ2は出力選択ノブが500Wで固定されています。
また、仮に対策前に全ての負荷が動作した場合の電力を合算して電流を計算したら5130Wで、51.3Aでした。(冷蔵庫2の定格消費電力は90W、飲料自販機はヒータ動作時で計算)
古い家なら、サービスブレーカーが落ちます。
ベジェ曲線とは、Wikipediaによれば
ベジェ曲線(ベジェきょくせん、Bézier Curve)またはベジエ曲線とは、N 個の制御点から得られる N − 1 次曲線である。
とあります。
コンピュータでは、滑らかな曲線を描画するために使用されています。
コンピュータで画像を扱う場合は、画像を「点の集合体」として扱う「ラスター画像」と、「図形の組み合わせ」として扱う「ベクター画像」があります。
ラスター画像を扱う有名なソフトがAdobe Photoshopで、ベクター画像を扱う有名なソフトがAdobe Illustratorです。
ロゴなどの印刷された画像をパソコンで利用する場合、簡単なのはラスター画像です。
スキャナやデジカメで利用したいロゴなどをパソコンに取り込み、不要な部分を消去すればデータが完成します。
しかし、小さなラスター画像を大きく引き伸ばすと、どうしても曲線がガタガタになったり、輪郭がぼやけたりします。
そんな時に使えるのがベクター画像。
ベクター画像の曲線は、ベジェ曲線などの関数で描画しています。
YouTubeで「関数アート」というワードで検索すると「グラフ描画ソフトでイラストを描画して動かす」という動画が出てきます。
複雑な曲線も、計算式にできるのです。
計算式なので、どんなに引き伸ばしても計算し直せばきれいな線が描けるのです。
数年前、路線の一部を共用する鉄道会社と合同訓練が行われることになり、集合写真を撮影する際に使用する横断幕の製作を命じられました。
やるからには文字だけでは物足りない。両社のロゴマークを入れたい。
どちらのロゴマークもラスター画像は持っていましたが、時刻表の表紙や駅名標のロゴマークを取り込んだもので、横断幕サイズに引き伸ばすには解像度が全然足りませんでした。
で、フリーのベクターグラフィックソフトInkskapeでベクター画像を起こしたのです。
ベクター画像ソフトも要素としてラスター画像を貼り付けることはできるので、不透明度を落として輪郭をベジェ曲線でなぞりました。
ベジェ曲線はどうしたら望む形を描画できるのかがわからず投げ出しそうになりました。
しかし、試行錯誤する中で、頭の上で電球が光ったのです。
勘所を掴んでからはすらすらと進み、訓練当日までに間に合わせることができました。
成果物を見てもらいたいという気持ちはありますが、ぱっと見た目では本物と区別できない精度でベクター画像化されたロゴマークをWeb上にアップロードするのは色々と問題があります。
なので、非常口の誘導灯の「逃げる人」をアップしておきます。(画像)
ファイルはSVGという形式で、今時のブラウザなら問題なく開けるはずです。
拡大しても輪郭がギザギザにならないことを確認していただければと思います。
作るのは楽しいのですが、今の自分の技能では複雑な曲線で構成されるロゴは無理です。
ベクター画像の利点は他にも「データが軽い」ことが挙げられます。
先の例に挙げた「逃げる人」は、2,697バイトしかありません。およそ3キロバイトです。
複雑な図形になれば容量は増えますが、それでも高解像度のラスター画像と比較すればケタ違いに軽いです。
自分の車は、マニュアルトランスミッションです。
会社で、忘れ物を警察に届けるときはCVTの社用車で行きますが、月に数度とはいえ何年も運転していれば「ドライバーの意図を汲んでスロットル開度とCVT減速比を制御するコンピュータの裏をかくアクセルワーク」ができるようになります。
今年の正月、家族で初詣に行った際、親の車(スズキ・ワゴンR)を私が運転しました。
任意保険は「父が契約者、被保険運転者は本人と配偶者限定」なので、1日自動車保険に加入しました。
この車、ゼロ発進の際にアクセルを「チョン」と踏み込んだだけで、スロットルが大きく開きます。
非力な軽のエンジンで発進加速の出力を稼ぐために、アクセルの踏み込み量に対してスロットルがガバッと開くようにコンピュータが仕組んでいるのでしょう。
社会人になって間もない頃、車でコミケに向かった高校の友人と現地で合流し一緒に帰る途中、ドライバーが疲労からか異常運転をしだしたのでSAで運転を代わりました。
当時は自分の車を持っておらず、教習車以来のマニュアル車の運転でしたが、気分が高揚したのを覚えています。
中型免許の「中型は中型(8t)に限る」の限定を解除してすぐ、イベント好きな先輩がメンバーを集めて、私の運転するレンタカーのマイクロバスで岐阜の郡上にラフティングに行ったこともありました。
中型という免許区分ができる直前に大型免許を取っていた先輩に「帰りは運転しようか」と言われましたが、断りました。
初めて乗る車を運転するのは楽しいです。
「人の車を運転するのは楽しい」という字面を見るとアブナイ奴だと思われそうですが、自分の運転技量をわきまえて安全運転に努めています。
契約期間が24時間の自動車保険を考えた人は天才だと思います。これがなかったら「運転させてくれ」とは言えません。
今では家庭に敷設する固定電話回線もひかり電話などのIP化が進んでいますが、今でも銅線に音声信号を乗せ電話交換機で交換するPSTN網が残っています。
私の家も、インターネット接続料金と固定電話料金を完全に分けるためにメタル回線を残しています。
しかしPSTN網の要である交換機は寿命を迎えつつあり、加入者も減少し続ける中で更新するための後継機種の設計・製造も採算が取れず、機能維持の限界を迎えつつあります。
そこで、加入者機器から加入者交換機までのメタル網は残置し、加入者交換機とIP網を接続する変換装置を設置することで、加入者側の機器はそのままでIP化すること(メタルIP化)が決定しています。
IP網移行は避けられない問題です。
しかし、IP網に移行することで心配なこともあります。
それは、符号化・復号化に伴う伝送遅延。
通話であれば問題が生じない程度の遅延であっても、時報で時計を整正する(合わせる)ことには問題が発生する可能性があります。
多くの指定席列車を運行するJRグループの場合、指定席きっぷの発売開始日時は、その列車が始発駅を出発する日の1カ月前の10時ちょうど。
4月上旬(曜日配列によっては3月下旬)、7月中旬、11月下旬には、10時発売開始を待つ長蛇の列がきっぷうりば(みどりの窓口)に発生します。
駅員は自分の腕時計を見て10時ちょうどに発信ボタンを叩きますが、1秒以上遅れれば出遅れて「満席」回答になる恐れがあります。
この時期は特に、自分の時計が正しく整正されていることに気を払う必要があります。
電話のサービスとして、時報が提供されています。
117をダイヤルすれば、時報を聞くことができます。
携帯電話でも3Gまでは、実用的に時報が利用できました。
ところがVoLTEに移行すると、明らかに遅延がわかるようになりました。
メタル回線(家電)とスマホで117にダイヤルし、左右の耳にそれぞれの受話器を当てて聞くと、いかにVoLTEが遅延しているかわかります。
VoLTEでは、送話側電話機で音声を符号化してIPネットワークを通過し、受話側電話機で符号化されたデータを音声に復号します。
この際に遅延が発生するのです。
音声信号を符号化してIPネットワークを通過させるのは、VoLTEもメタルIPも同じです。
VoLTEで時報で時計を整正するのに問題となる程度の遅延が発生するので、メタルIPでも同程度の遅延が発生する可能性はあります。
NTT西日本ウェブサイトによれば、中国・四国を除く地域でPSTNからメタルIPに切り替えを行うのは2024年1月31日の0時から未明にかけて。
1月31日は出勤前に家で117に電話して、遅延が発生しているかどうか確認してみるつもりです。
ただメタルIP化は悪いことばかりではなく、固定電話(050番号除く)への通話料金が全国一律でPSTNの区域内料金と同じ9.35円/分に値下げされます。
春のダイヤ改正に向けて、準備しなければならないことがあります。
それは、時刻表掲示枠の舐めてしまったビスを取り外すこと。
昨年のダイヤ改正時に時刻表貼り替え部隊から「あの駅のネジがどう頑張っても緩まない」という話を聞きました。
六角穴ビスなので、正しいサイズのレンチを使ってないだけだろうと思っていましたが、昨秋現場へ行って確認すると、確かに硬すぎて回らない。
一体どうすればこんなに締め込むことができるのか。
何があったのか記憶を辿ったら、ぼんやりと思い出しました。
今はどこで何をしているのかも知らない人が、私物の充電式インパクトドライバを持ってその駅に行っているのです。
で、規定トルクを大幅に超える力でガガガガッとビスを締めた、と。
何とか外そうとしたのですが、お約束通り頭を舐めました。
プラスネジの頭が潰れるのはまあ理解できますが、M4の六角穴ビスの六角部分が潰れるってどういうこと?
これは今春のダイヤ改正までに解決しなければならないと思い、方法と必要なものを調べました。
潤滑剤の代名詞とも言えるKURE 5-56を上回る性能を持つ、バイクいじりをする人や自動車整備工場のメカニックから絶大な信頼を得ているWAKO'Sのラスペネ。
いつか自分で買って職場の工具箱に入れておいたはずなのに、行方不明になったネジザウルス。
事務の物品担当にラスペネとネジザウルスが必要だと訴えたのですが「とりあえず5-56を使って」「一応管理者に相談するけど、自分の判断では買えんもんで。」で握り潰されました。
うん。あなたがそういう人間だって、私知ってた。
時間的な猶予が無いので、かつて「職人の店」を謳っていたホダカでネジザウルスSEを、バイク乗りでない私でも知っているバイク用品店の南海部品でラスペネを調達。
YouTubeの自動車整備工場のチャンネルで「錆びたボルトには、ラスペネとガスバーナー。」と言っていたので、ガス注入式のポケットトーチも購入。
ここまでの支出、4,616円なり。
今週のどこかで挑戦したい。
ラスペネとネジザウルスとポケットトーチでも歯が立たなければ、エキストラクターという最終兵器があります。
これはもう、ポケットマネーを出す気にはなれない。
本来ならばインパクトで締めやがった人に支弁してもらうべきですが、どこで何をしているのかわからんので会社で買ってもらいます。
事務の物品担当に言っても埒が開かないのは火を見るより明らかなので、小口現金を管理している、駅長のすぐ下に位置する上級管理者に直談判します。
今日家に帰ったら、母から「iPadでYouTubeが見れない」と言われました。
原因はわかっている。iPadOSが古いのだ。
何って言ったって、使っているiPadはiPad mini 3だからね。
ちなみに発売開始は2014年後半。もうすぐ10年選手です。
iPadOSは12.x。
最新のYouTubeアプリは、iPadOS14以降を要求します。
軽く触らせてもらいましたが、まあ酷いったらありゃしない。
Safariのタブは数えるのが嫌になるくらい開いているし、iCouldメールには未読メールが1000件以上未読のまま残っている。
素性のわからないメールを開いてサポート詐欺に遭うよりはマシなのかもしれませんが、ネット通販の「発送しました」「支払いが完了しました」系のメールも一切開いていない。
色々なアプリの挙動が重くなり使わなくなった自分のiPad mini 4が埃をかぶっているので、これを再利用しようと思います。
それでもiPad mini 4もiPadOSメジャーアップデートの対象からすでに外れており、AndroidなりKindleなりに移行するための繋ぎにしかならないでしょう。
現在のiPadOSバージョンは15.8.1。
ちなみに、私が設定して「絶対にメモしておいてよ。だけど簡単に見つかるような場所に置いちゃダメだよ。」と言っておいたiCloudのパスワードは、覚えていなかったのは当然ながら、メモも残していませんでした。
親だとはいえ、あまりにもITにズボラでセキュリティに無頓着で頭が沸騰します。
ちなみに母のiCloudのパスワードは、私が管理する自動暗号化される外付ポータブルSSDの中に残してありました。