くりこうの手記 2008.3

3月2日 日曜日 曇り

やっちまった人生最大の衝動買い163万円

金額を出せば何を買ったのかはまあ予想付くのではないでしょうか。

クルマです。

詳細は順を追って説明します。

マツダスパイラル

マツダ車は他メーカーでの下取りが安いと言う伝説があります。たぶんそれは間違いないと思います。

逆に言えば、マツダ車をマツダディーラーに下取りに出せば、他のメーカーのクルマに乗り換えるよりは下取りを高く見積もってもらえる可能性がある、という事です。

なぜいきなりクルマを乗り換える事を決めたのかはあとで書きます。とりあえず、今のデミオの状態では20万円行かないだろうと思っていました。ところが、査定してもらったら30付きました。

ディーラーの説明によれば、最低保証は20だそうです。私の読みは外れていませんでした。残りの10はどこからきたのか。

年度末というのは、高校や大学の卒業シーズンです。取りあえず安いクルマが欲しいという需要は割とあるそうです。そして、免許をMTで取った人の中には、1台目はMTで、と思う人もいるそうなのです。

デミオはまさに、1台目に最適な小さくて安くてMTのクルマ。4月に中古市場に乗せられればすぐに売れる可能性が高いので、保管等にかかるマージンを下取り価格に還元できるという事でした。

理想と現実の狭間で

周辺からは「そろそろ乗り換えないのか」と聞かれる事もありました。そう聞かれた時は「潰すまで乗るさ」と答えていました。

次に乗るならフォレスターかインプレッサがいいな、とも漏らしていました。

でも、次のクルマはマツダ アクセラスポーツ(1500cc)です。

そりゃあ、フォレスターに乗りたいさ。最上級グレードを即金で買えるくらいの蓄えもある。しかし、いろいろ考えればそれは無謀以外の何ものでもありません。駐車スペースは狭いし、燃費はかなり気になるし、税金だって安い方が良い。預金残高だって残しておかなければなりません。

フォレスターがいいという発言とは矛盾しますが、何より、マツダというブランドが好きだからしょうがない。

アクセラスポーツは前からいいなと思っていました。次に乗りたいクルマも他人にはフォレスターかインプレッサと言っていましたが、アクセラだろうと考えていました。

そして今日、実際に買い替えを決意させたのは、セールス氏の言葉でした。

「本音を言えば、どんどん乗り換えてもらうのが一番いい。でもそれだけではない。なぜこんなに買い替えを勧めるのかと言えば、7月に5年目に突入し一般保証が切れれば、修理は実費になる。そんな時に買い替えなかった事を後悔させたくはないのだ。幸いにして下取りもプラスαができ、決算セール中である。今が一番いい時期である。固い決意を持って次の車検を受ける、という言葉を聞くまでは、しつこく促するつもりだ。」

実際はこんな口調ではありませんよ。要約すれば、こう言う事を言っていました。

決算マジック

お試しで、という事でデミオの下取り見積もりを取ってもらう間、試乗しました。本坂トンネルから浜名湖西岸を下り、多米トンネルを通って帰りました。約2時間じっくりと味わわせてもらいました。静かだし、トルク太いし、内装の質感が高いし、リステルの横を通るあたりには「欲しいかも」と思っていました。

気分が乗ってきたところで見積もりを取ってもらったら、210万円でした。この時点では下取り20と説明を受けていたので、差し引き190万円。

セールス氏に「理想で構いません。どれくらいなら買いますか?」と聞かれ、デミオがコミコミ130万円だったので「160ならここでサインしてもいい」と答えました。「-30ですか... がんばってみますが...(汗)」というセールス氏の反応に期待薄で待つ事10分後。

「160でやらせて頂きます。」

まさかOK出るとは思っていませんでした。クルマ自体の性能や質には十分満足できるレベルである事を確認しています。フラグが立ちました。契約成立後のセールス氏によれば、何でも、店長がディーラー常務と掛け合っていたそうです。

もう一度試乗し、現在の駐車場所に入る事を確認。念のため、親にも買い替える事を報告し、ディーラーに帰還。出迎えのセールス氏「車庫入りましたか?」「入りました。」「では?」「これ、買います。」

最終的にオプションをいくつか追加して、支払い金額は約163万円に確定。

MAZDA AxelaSports 15C

新しいクルマはアクセラスポーツ15C、排気量は1500ccです。

デミオとの差異は下の表に書いておきました。

項目 デミオ アクセラスポーツ
ボディカラー スパークリングシルバーメタリック メトロポリタングレーマイカ
形状 ステーションワゴン 5ドアハッチバック
ヘッドライト/集光機構 ハロゲン/マルチリフレクタ HID/プロジェクタ(自動点灯)
ワイパー 間欠付き(間欠時間固定) オート(間欠時間無段階調整)
エアコン マニュアル フルオート(車外気温表示付)
オーディオ MP3対応CD/ラジオ CD/ラジオ/iPod接続・制御可
ハンドル 合成皮革 本革
ハンドル調整 上下 上下前後
リアブレーキ リーディングトレーリング(ドラム) ディスク
イモビライザ なし 国土交通省認可品
アルミホイール 後付け 15インチ
フォグランプ なし あり
ETC車載機 後付け ビルトイン

これらの中には、セットオプションだから不必要だけど付けざるを得なかったものも含まれています。が、1クラス上のクルマにして、あの時から+63万円でここまでできるとは。(下取りの分は引いてあります。(163+30)-130=63)クルマってどんどんコストパフォーマンスがよくなっているんですね。

標準装備もかなり豪華です。オートライトやオートワイパー、テレスコピックハンドルは、下から2番目の15Cでも標準装備です。

しかし改めてこの表を眺めてみると、すげえな。トンネルに入れば勝手にライトが点灯するし(試乗で驚いた)、雨が降れば勝手にワイパーが動くし(これも試乗で驚いた)、iPodは有線で接続できる(音質がいい)上にクルマのオーディオパネルから遠隔操作できる。デミオと比べて便利になりすぎです。

デミオに対する想いもありますが、日を改めて書きたいと思います。

今日はグルメツーリング

今日はYuichiさんとしょうぶ(仮)さんとで、静岡の久能山へ苺狩りに行ってきました。私はYuichiさんのZZR1200の後ろに乗せてもらいました。

往路は混雑を避けようと海岸沿いに行ったのですが、思いのほか距離がありました。道の駅潮見坂を9時過ぎに出発して久能山に着いたのが正午。

農場はまだまだハイシーズンとあってどこも混雑していました。肝心の苺ですが、指定された範囲内で完熟のものは全部食べました。一部白いのとかはもう食べる気になれないほど腹が膨れました。

その後焼津さかなセンターへ。おやつとしてネギトロ丼を食べてきました。

帰りはバイパスに乗って。途中掛川の道の駅へ寄っておやつPart2「たい焼き」

Yuichiさんの家に戻って、だべって、夕食は近くのラーメン屋でチャーハン大盛り。

今回のツーリングは食べてばかりだったなあ。

3月7日 金曜日 晴れ

クルマの話はひとまず置いといて

いま、眠いです。

家であれだけ集中したのはとても久しぶりです。

でも、書きたい事があるから、書く。

続・クルマの話は後日書きます。

あらたなプロジェクト

現在、ぎょうのけん と空気読めない(KY)のメンバーです。さらに今月はぎょうのけん(すいみん)OB会なるものがあります。

ここまでは仕方ない。仕事扱いだから対価が支払われるし、それに見合った成果が求められる。

しかし、今度は自ら首を突っ込んでしました。発車ベルもどきプロジェクトです。

無いものは作ってしまえ の精神

昨年は自分が所属しているところとは別の ぎょうのけん で、廃車発生品から放送練習装置を作っていました。そして自分の ぎょうのけん そっちのけで装置の製作を手伝っていました。

今度の発車ベルもどきプロジェクトも、発車ベルをつくってしまおう というプロジェクトです。

先日報道公開もされましたが、車掌シュミレータが職場に設置されました。最後部車両の後ろ1/3のさらに左半分がほぼ実車通りに再現され、実際にドアが開閉でき、ホームは3DCGでスクリーン上に再現され、現実に近い状況で訓練ができるというものです。

ところが、足りないものがありました。発車ベルです。

そんなのどうでもいいじゃん、と思うかもしれません。しかし、現実と訓練内容が少しでも違うと、頭では分かっていても体が動かないものです。駅の発車ベルは車掌がスイッチを押しているのです。

私は途中参加なので、すでに概要は固まっていました。音源は何とかするにして、再生には岡崎のツール工房製MP3-1003(以下「再生基板」)を使用。限時動作形タイマリレーもいくつか用意されていました。

動作条件は次の通り

  1. 動作条件を満たす操作が入力されたら、ベルを鳴らす
  2. 4秒ほどベルを鳴らしたら止めて、「列車が発車します。ご注意ください。」と放送する
  3. ベル動作中でも特定操作が入力されたらすぐにベルを止め「列車が発車します。ご注意ください。」と放送する。
  4. それ以外の操作は無視する

再生基板は、SDスロットに挿入されたカードのルートディレクトリにある音声ファイルを、電源投入と同時に再生開始。最後のファイルを再生し終わると、最初のファイルに戻ってエンドレス再生。

次の曲へボタンも、最終ファイルで押すと最初のファイルに戻る という、少々癖のある性格です。

ファームウエアはEEP-ROMに書き込まれているので、設備とコードさえあれば書き換えできますが、さすがにそこまでできる技術も設備もありません。周辺回路で頑張るしか無いのです。

動作条件1と2は比較的簡単です。動作条件が入力されたらリレーに自己保持を掛け、再生基板に電源を供給するだけです。

3も、簡単な方法として、音声ファイルをベルとアナウンスに分ければ、ベル再生中に次の曲へボタンを押せばアナウンスに移ります。

しかし、問題が。

まず、次の曲へボタンは、長押しすると音量大として機能します。押しっぱなしにされると、ベルの音がどんどん大きくなってしまいます。

それから、先に書いた通り、最終ファイル再生中に次の曲へボタンが押されると、初めのファイルに戻って再生します。連打されると「プルルルル ドアが閉まプルルルル」となってしまいます。

自前で回路設計してみた

整形回路図

発車ベル動作条件3を、再生基板に絡めて説明します。

特定の操作が入力されたら、次の曲へボタンを押します。特定の操作がずっと続いても、何度も特定の操作をされても、再生基板には短い間だけ次の曲へボタンを押すことが必要です。

ここで開発が止っていました。そこに私が入りました。

私も少し悩みましたが、ある事を思い出しました。微分回路です。左の図がそれです。

はじめスイッチはアースされています。画像の状態そのままです。コンデンサは放電され、抵抗には電流が流れないため電圧降下も発生せず、三角形(シュミット・トリガ)には0Vが入力されます。この三角形は、ノイズを取って論理反転するもので、0Vが入力されると、3.3V(この回路の電源電圧)が出てきます。

スイッチを上に切り替えます。

Vccというのは電源の事です。電流は電源からスイッチを通って、コンデンサを通って、抵抗を通ります。抵抗に電流が流れると電位差が発生します。抵抗の片方はアースされているので、反対側には電源電圧がそのまま出ます。すると三角形には3.3Vが入力されるので、出力は逆転して0Vが出てきます。

ここからがミソ。コンデンサははじめ電流が流れますが、充電されるとだんだん電流が減って、最終的には電流が流れなくなります。抵抗の電位差も、電流とともにだんだん小さくなって最後にはゼロになります。三角形への入力は、3.3Vになった後だんだん0Vになっていきます。

三角形はデジタルICなので、出力は必ず0Vか3.3Vです。入力が3.3Vからだんだん0Vになっても、出力は0Vのまま、入力が「ある一定のレベル」を下回った瞬間一気に3.3Vになります。

このため、入力が3.3Vから「ある一定のレベル」になるまでの間だけ、出力が0Vになるのです。

これで光が見えてきました。(ベルを繰り上げる)特定操作が入力されたら別のリレーに自己保持を掛けて、この回路のスイッチをそのリレーに置き換えればいいのです。そうすれば、 チョン押しされようが、長押しされようが、連打されようが、リレーはカチリと1回動くだけ。リレーからの信号は出っぱなしだけど、この回路を通せば信号はピコッと1回出力されるだけ。

しかし、車掌になって2年で駅の仕事の多くを忘れてしまっているというのに、6年前高校で習った電子回路はいまだに覚えているなんて。やっぱり、授業は楽しかったのかな。初めてこの回路を習った時には「すげぇ、抵抗とコンデンサだけでこんな事ができるのか!」と思いました。

チョー気持ちいい

実際に作成した基板

微分回路までは電子技術の教科書に載っていました。しかし、時定数の公式までは載っていません。自分が覚えているのはt=CR[sec]のみ。買ってきた部品はコンデンサが2200μF、抵抗が200Ωなので、うろ覚えの式に当てはめれば2200*10^-6*200=0.44[sec]。

チョン押しにしては少し長い気もしますが、取りあえず方眼用紙に部品の大きさを考量して実体配線図を描き、余り物の基板に組み付けました。コンデンサは簡単に交換できるように、かなり足の長さに余裕を持って取付けました。

実際の入力はリレーから来ますが、取りあえず実験という事でスイッチを取付けました。

ICをソケットに填める前に、実物と配線図を何度も付き合わせて間違いが無いか確認。回路図ではごく単純に見えますが、使っていない入力ピンをグランドに落としたりなど、面倒な下ごしらえが必要なため、ウラは見せられない状態です。

ICを慎重にソケットに挿入し、出力をテスターに接続し、最後に電源に接続。テスターは3.3Vを示しました。煙が出たりコンデンサーがじゅるじゅる音を立てたりはしていません。致命的な欠陥配線は無かったようです。そして、スイッチを倒す。

テスターの針がふっと0Vに戻り、戻りきる前に再び3.3Vへ。実験は成功です。

いやあ、自分で設計して部品を組んで、それが期待通りに動くのって、北島康介の言葉を借りれば「チョー気持ちいい。」

思わず手を叩いてしまいました。これで発車ベルもどき製作で解決しなければならない問題は片付きました。後は、残りの部品を受け取ってリレーの接続、動作確認と、最終的には再生基板、リレー、スイッチ、自作回路を全て接続して総合動作確認です。

3月21日 金曜日 晴れ

もう更新どころではない

前回更新が7日ですか。もう2週間ですか。

ホームアラームとかKYとかで体調を崩しました。今は快復に向かいつつありますが。

17日朝、豊橋宿泊所で起床してから喉が痛い、頭が重い。浜松1往復だったので何とか最後まで仕事した。

18日医者へ行ったら風邪と診断された。漢方薬(ショウセイリュウトウ)を処方された。

19日、休日で出張と言う意味不明な勤務をねじ込まれたので午後から直行直帰で名古屋へ行く。

20日、飯田線行路。何とか持たせた

そして今日、起床は5時50分。乗務終了は9時30分。会社を出たのは18時30分。

ホームアラームプロジェクトが大変な理由

一人で全部できるなら、こんなに大変じゃない。

責任者がいなければできない作業が多い。職場で工具を借りようと思ったら、責任者がいなければいけない。接客制服では工具を借りられない。

電気配線は自分でできるが、金属加工は検修の方でなければ無理。

今日の作業は実体配線図の作成と部品配置の決定と金属ケースの穿孔加工と部品合わせと弱電配線。

まずは部品配置の決定。配線の取り回しやすさや外観の良さや使い勝手、熱問題で意見がぶつかりました。

配置が決まったら穿孔。

しかしここで責任者、定期訓練のため作業中断。ケースができなければ後の作業はできないため2時間昼寝させていただきました。

加工は責任者自らボール盤を回しました。同じ工業高校卒でも電気科出身より機械科出身に任せた方がいいでしょう。その間電気科出身はエンピツなめながら実体配線図の作成

穴の空いたケースが届いたら、部品が嵌まる事を確認。現物合わせで弱電配線。ここで消耗のため終了。

勤務終了から退出までの9時間のうち、有意義に使えたのはたった4時間程度。

これが日勤で入っていれば、労働時間をフルに使えていれば、今日完成していたかもしれない。

まあ、そこは、双方の空き時間を見つけて片手間でやってる無償労働なので仕方ない。

発注者に責任がある訳ではないが、発注から納品まで1ヶ月しか無いのは無謀だ。責任者と電気技術者が共に都合のつく日など、片手で数えられる程度しか無いし、時間にしても20時間無い。実験など一人でできる事は家でやった。それでも時間が無い。

職場では「半分趣味ですから」とか言っていても、もうさすがにボヤきたい。

高尿酸値症で献血はできるのか

過日プロジェクトの部品を求め大須へ行った時に献血センターに行ってきました。

精神的に余裕があれば面白可笑しく書けますが、そんな状態に無い。明日は家を7時過ぎに出なければならないのだ。

結論。ユリノーム服用中は献血不可。

ことえりがアホすぎる

Mac OSの標準FEPである「ことえり」、昔と比べればよくなったとは言え今日の手記を打っている間にも誤変換が多すぎてディスプレイを殴るところだった。

「おおすへいった」がナゼ「大須へ言った」?

「『趣味半分ですから』と行っていても」?

3月24日 月曜日 雨のち曇り

冷静になろう

前回手記もかなりダークになってしまいました。勢いで更新したことを悔いています。

今日は冷静に書かせていただきます。

ことえりが馬鹿なんじゃない、辞書にゴミが溜まっただけだ

ことえりの変換効率が悪すぎると書きましたが、誤変換を確定したものを学習しているという線が捨てきれないため、「ことえり 学習 リセット」でググったら、いい情報がたくさんありました。

ホームディレクトリ以下のどこかに自動学習辞書があるので、ゴミ箱へ移動。再起動してゴミ箱を空にすると、学習した辞書がきれいさっぱり消えてなくなります。再起動するまでは辞書をゴミ箱に移動してからもことえりが使用中なので削除できません。

自動学習辞書を辞書ツールで読み込ませて複製し、テキストに書き出して編集するという方法もありましたが、溜まりに溜まった自動学習が9000件にも達していたため、手編集はあきらめて全部消しました。

するとどうでしょう、まるで別人になったようにすらすら変換できるではありませんか。固有名詞が変換できなくなっていたりもしますが、それ以上に一般的な言葉の変換がかなりスムーズにできるようになった恩恵の方が大きいです。

今回わかったことは、一度でも変換できなかった語句はユーザ辞書にどんどん登録して、自動学習辞書が汚くなったら白紙にしてやるのが一番効率が良さそうだということです。これでまだiMac G5は使えます。

Demioラストラン

月末にはAxelaがやってきますが、勤務表を見ると暇なのは今日が最後のようです。

なので最後の思い出作りにDemioに乗ってとうえい温泉と佐久間ダムに行ってきました。

まずは薬が切れたのでいつもの整形外科と調剤薬局へ。その後ココイチで昼飯を食べてとうえい温泉へ。ホームアラームはまだ完成していませんが、今月中に完成できる目処は立ちました。結構疲れが溜まっていたはずなので、かなり回復しました。

東栄町三輪の連続する短くて狭いトンネルをバイパスする新しいトンネルと橋は、トンネル坑口を開ける準備をしていました。橋も橋脚は完成、橋桁はあと1スパンを残すのみとなっていました。

温泉で生き返ったら、佐久間ダムへ。ダム手前のトンネルはいつの間にか照明が復活していました。

県道通行止めゲート前の駐車場にDemioを止めて、撮影、撮影。ベストショットはこれ

そのあとはいつも通り天竜川沿いに南下。途中無意味に停車して2速で80キロまで引っ張ってみたり、普段燃費が気になってやらないことをしてみました。4000rpmを超えると、アクセルの踏み方にかなりリニアに反応してくれました。

浜松ICから東名に乗り、浜名湖で休憩。最後に給油して洗車しました。洗車と言っても洗車機ですが、しないよりはましでしょう。

途中から燃費をつけていたので、グラフにしてみました

はじめの3000kmくらいと、所々抜けている記録もありますが、総給油回数74回、総給油量2591.38リットル、累計平均燃費14.83km/lでした。最高記録は19.57km/l。これは中央道を80km/hで定地走行したときにたたき出した値です。

帰宅後、車内の荷物をすべて取り出し、別れる準備は整いました。

Demioには深い思い入れがありますが、それは心の奥にしまっておくことにします。

3月25日 火曜日 晴れ

ホームアラームプロジェクトその後

今日は休みでしたよ。でもスーツ着ていましたよ。運輸区にいましたよ。ホームアラームプロジェクトをやってましたよ。

一時期、とても苦しかったですが、今日は楽しくできました。外観が完成したからです。

外箱はアルミケースの地の色のままでいいと思っていましたが、塗装したらやっぱり違いますね。本物と瓜二つです。しかしあの色、絶対どこかでみたことある。本物のスイッチボックスの色とも微妙に違うあのアイボリーは、きっと車両用に調合された塗料だ。間違いない。

組付けから外観完成まで

組み込み状況

塗装が終了し、本体を柱に取り付ける金具の穴あけも終わり、いよいよ組み込み(本組み)です。

まず上に来るリレー台座を取り付け。それからMP3再生基板、残りのリレー、インバータ回路の順にねじ止めしました。

それから配線。リレー間配線は前回分解した時にもそのままにしておいたので、リレーとスイッチ、リレーと弱電回路の間の配線のみ。

組み込みそのものは1時間強で終了。

ノイズをやっつけろ

以前から問題になっていたのですが、プラグをコンセントに接続した瞬間から、電源の入切に関わらず音声出力に「ブー」というノイズが乗っていました。

再生基板の出力端子のGndは直流が重畳していると説明書に書いてあったため(そもそもその状態でGndと言うのか?)、ステレオミニジャックのGndの間にはセラミックコンデンサを挟んでいます。これではきっと基準電位が定まらないだろうとは思っていたので、インバータ回路出力のGndをケースにアースしました。こうすればミニジャックのGndと導通すると思ったのです。

また、オーディオケーブルも3本の電線を三つ編みにしたものからオーディオ用2芯シールドケーブルに交換しました。

しかし、いっこうにノイズは消えない。プラグをコンセントに差した時からノイズが乗る、しかもノイズの周波数は60Hzっぽいとなれば、電源電圧が何かしら影響しているのはわかる。でもアースをとっても消えないなんて...

どうしてもノイズが消えないので、いろいろ試してみました。そんな中、インバータ回路出力のGndとステレオミニジャックのGndを直接接続したら、見事にノイズが消えました。

アルミケースそのままなら導通していたと思いますが、塗装したことで絶縁状態になっていたようです。とりあえずノイズが消えてよかった。

新たな問題発生

ノイズが消え、ボタンを押して期待通りの動作をしたので、スイッチ類に接続するケーブルを短く切り詰めて、いよいよ蓋を閉めました。

おお、すばらしい。

動作ボタンを押したら、当然ベルが鳴りました。

繰り上げボタンを押したら、繰り上げ動作しませんでした。リレーはちゃんと動いていますが、波形整形回路がちゃんと動いていないようです。

おかしいなあとケースを開けてもう一度試すと、今度は動作した。

ケースを閉めると、動作しない。

状況から考えられる原因はノイズしかない。74HC14はC-MOSのICです。入力ピンを宙ぶらりんにしておくと、ICのピンがアンテナになって出力がばたばたと暴走するくらいにデリケートな部品です。

そんなICが、インバータ回路から5cmも離れずに置いてある。構造的欠陥と言われても仕方ありませんが、これ以上隔離することは無理。

ここで時間切れとなったので、明日に持ち越しです。3連休のうち2日間は職場にいるなんて。まあ楽しいからいいのですが。身から出た錆なのですが。

帰宅途中にタケウチ電子に寄って銅板シールを買ってきました。明日はこれでノイズ対策だ。

それから、ICを使う時はパスコンと呼ばれる小さなコンデンサを付けるものらしい。ケースのふたを開けていてもたまに動作しないのはこれを省略しているからなのか?ちょうど良く0.01μFのセラミックコンデンサがあるので、これも付けてみましょう。

しかし、ノイズが消えて完成だ!と思った矢先に新たな問題が発生するとは。まるでファミコン版星のカービィだよ。デデデ大王を倒したと思ったらナイトメアが出てきました、みたいな。

3月29日 土曜日 晴れ

続・ホームアラームプロジェクトその後

ノイズ対策状況

ホームアラームもどきは、26日に完成しました。

26日はノイズ対策を施し、平行して制作されていたスタンドに取り付けて終了。

しかし、ノイズ対策しかしていませんと言ってもそれが大変でした。

まず、工作が容易な真鍮板を金工ばさみで適当に切って、波形整形基板に覆ってみました。効果はありませんでした。そこで銅テープを貼付けてみたら、症状が改善されました。

ここまでで午前中終了。

午後は波形整形基板の大きさを測定し、真鍮板にけがいて切り出し、ラジオペンチで折り曲げ加工の後銅テープを張り付け。

しかし、一定の改善はみられるものの、まだ誤動作率が高いため、基板の銅泊面も絶縁テープを貼付けた上で銅テープをぺたぺた。それが画像の状態です。手前の面が開いていますが、ここはケースが来るので開けたままです。ケースとの隙間は1mmありません。

ここまでして、なんとか満足できる程度の信頼性になりました。また、使い方にも問題があったようで、微分回路のコンデンサの放電に2秒ほどかかるため、一度使ったら2秒以上待つことで動作率は飛躍的に向上。

ケースを閉めてねじ止めし、スタンドに取り付けて完成

完成の知らせを受けて、助役や現場長が集結。本物と瓜二つで、同じ動作をするニセモノをみて「すげえな」「お前進む道間違えたんじゃないのか?」などのお言葉をいただきました。心の中でガッツポーズ。ドリームキャスト発売当時の湯川専務CMが頭の中で流れました。

回路図を見ていただければわかりますが、はっきり言って単純な回路です。リレーシーケンス部分は工業高校電気科2年生レベルです。一番複雑なMP3再生基板やインバータ電源は既製品を使っています。

組み上げれば簡単に動くものだと思い込み、実際机の上に広げての実験ではあっさり動いてしまったために変な自信が生まれて大口を叩いていましたが、実際には様々な問題にぶつかりました。

直流成分の乗っかったGndに手こずらされ、商用電源がノイズとして音声出力に現れることに悩まされ、見た目重視で選択したケースに部品配置の試行錯誤を強要され、実験では動作した波形整形回路が組み込んだら動かなくなり、リレーの自己保持解除接点の場所の選定が悪く一発で切れずに激しい発振を起こしたり。

最終的にはほぼすべて完全に解決しましたが、あとから部品を追加したり、狭い筐体の中に追加のワイヤーを這わせたり、特に弱電は一筋縄では行かないことを思い知らされました。デジタルICにパスコンが必要だということも、今回の制作を通して初めて知りました。

いろんな方に「進む道を間違えただろう」と言われますが、そうとは思っていません。工業高校電気科を卒業していれば身に付いている程度の知識や技術しか使っていませんし、この程度で「電子回路は得意です」と言うのは

#include <stdio.h> void main(void){ printf("hello,world.¥n"); }

これしか書けないのに「俺はC言語できるんだぜ」と言うようなもの、アルペジオも弾けずに「俺はギターできるんだぜ」と言うようなものです。

今回はリレーとタイマーが計4個ですが、アイシン精機の企業内学園に行った同窓生は研修でリレー30個を使ったシーケンス回路を設計したそうです。そんなのとても、無理。

納車日確定

Axelaの納車日が確定しました。4月4日です。数字的には縁起が悪いですが、前後の都合のいい日は六曜や風水的に壊滅的なのです。

モノは既にディーラーにあり、今日、車検証の写しを受け取るついでに見てきました。自動車保険の手続きの関係で少し延びました。無保険ならすぐ納車できますが、さすがにそれは怖い。

保険は母の親戚が代理店をしていたのでそこに任せていたのですが、健康上の理由で廃業し、別の代理店に引き継がれました。母は「もう道義的理由はないから団体保険にしたら?」と言うので、次回更新でそうすることにします。

とりあえず保険満了日の7月までは今の保険会社で、手続きは取らねばなりません。保険証券を見たら、代理店の名前は印刷されていましたが連絡先が空欄になっていたため、保険会社に直接電話し、手続きを行いました。

手続きそのものは30分程度で終了。被保険自動車の入替という手続きがどのような計算をするのかはわかりませんが、4月4日から入替で、追加の保険料が7320円。3ヶ月の月割り計算でこうなるのであれば、次回更新で12ヶ月分前納すれば保険料が2万9千円高くなるということになります。

車両保険が60万円から170万円になる分高くなるのは仕方ないですが、痛いなあ。自動車別の保険料率も、きっと上がっているんだろうな。

そうだ 仙崎、行こう。

来月中旬、明和の先輩と山陰本線仙崎駅に行ってきます。

今回はJR西日本の外周を左回りで一周してきます。京都を出発して広島でアストラムライン制覇(新交通システム最長路線&唯一の直流き電)、その後下関から仙崎へ行き、美祢線経由で新山口へ降りたらスーパーおきで一気に米子(所要時間4時間半)、とどめは余部鉄橋です。